インド市場攻略には中国で培ったノウハウを
日本のマスコミ報道を見ると挙って「次はインド」と言っている。
世間の中小の社長さん達も「次はインドだな」と言っている。
果たしてそんなに甘く見てても良いのだろうか?とそう思う。
今中国だけでも大変なのにインドのインフラ未整備、宗教問題など考えると、現実にインドに行って見てから自分の目で判断するのが良いと思うのですが。
それとインド人とコミニケーション取れる語学力も必要ですね。
。
中国の斉南市
「人口10億人、中産階級だけでASEANと同規模の2-3億人の巨大市場」「ITがけん引する経済成長」「英語に堪能で理数系に強いインド人」などなど。メディアに並ぶ枕詞は、どれもインドの一面を表している。しかし、これまで日本企業が挑戦してきたいずれの新興市場にもない特殊性を内包した国であることもまた事実だろう。それゆえ、インドに詳しい識者や駐在経験者は、「インドは一筋縄ではいかない」「インドと四つにがっぷり組んでいく構えがなければ失敗する」と口をそろえる。
しかし、いくら「BRICs」や「中国プラスワン」の時勢とはいえ、そこまで体力をかけられない中小企業の場合や、初めてのインド投資で長期的戦略が固まりきっていない場合はどうするか。
「香港を足がかりにしてインド市場を開拓するという手段も考えられます」と話すのは、香港インド商工会議所のマハシュ・ブシャニ会長。「インド市場に参入する際、最も注意しなければならないのはパートナー選びです。残念ながら、すべてのインド企業が国際スタンダードに則ったビジネスを行っているとは限りません。官僚主義的な側面もまだ残っています。交渉にせよ契約にせよ、あらゆるビジネスシーンにおいて、すんなりと物事が進まないケースに出くわすことが往々にしてあることは覚悟しておいたほうがよいかもしれません」。
そんなとき、国際的なビジネス感覚を持ち、インドのことも生産現場である中国のことも分かっているパートナーがいれば、確かに心強いだろう。幸い、旧・英国植民地だった香港にはインド人も多く、多くのインド企業が香港を中継点とした中国-インド間の貿易を行っている。また香港なら生産現場である中国とも近く、日本とも近い。
また、間接投資であれば、先にインドと経済協力協定(CECA)を締結したシンガポールや、ASEANの生産拠点であるタイをベースに、インド側パートナーを活用した販路の開拓や事業拡張を図っていくという選択肢もある。原産地規制などいくつかのハードルはあるものの、CECAやFTAによる税制面でのメリットを享受できる可能性もある。ただし、ここでもインド市場のニーズに合致した製品の開発や販売戦略、そして製品を市場で販売するパートナー選びが重要なポイントとなることは言うまでもない。
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既に韓国勢は大規模な投資と、インド人消費者の志向を徹底的に分析した戦略でインド市場を席巻している。出遅れた日本企業が、21世紀最後の市場といわれるインドを制覇するにはどうしたらよいのか。入念なマーケットリサーチに基づくダイナミックかつ緻密な戦略、そして中国で培った経験の中に、そのヒントが隠れているのかもしれない
中国自動車
世間の中小の社長さん達も「次はインドだな」と言っている。
果たしてそんなに甘く見てても良いのだろうか?とそう思う。
今中国だけでも大変なのにインドのインフラ未整備、宗教問題など考えると、現実にインドに行って見てから自分の目で判断するのが良いと思うのですが。
それとインド人とコミニケーション取れる語学力も必要ですね。
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中国の斉南市
「人口10億人、中産階級だけでASEANと同規模の2-3億人の巨大市場」「ITがけん引する経済成長」「英語に堪能で理数系に強いインド人」などなど。メディアに並ぶ枕詞は、どれもインドの一面を表している。しかし、これまで日本企業が挑戦してきたいずれの新興市場にもない特殊性を内包した国であることもまた事実だろう。それゆえ、インドに詳しい識者や駐在経験者は、「インドは一筋縄ではいかない」「インドと四つにがっぷり組んでいく構えがなければ失敗する」と口をそろえる。
しかし、いくら「BRICs」や「中国プラスワン」の時勢とはいえ、そこまで体力をかけられない中小企業の場合や、初めてのインド投資で長期的戦略が固まりきっていない場合はどうするか。
「香港を足がかりにしてインド市場を開拓するという手段も考えられます」と話すのは、香港インド商工会議所のマハシュ・ブシャニ会長。「インド市場に参入する際、最も注意しなければならないのはパートナー選びです。残念ながら、すべてのインド企業が国際スタンダードに則ったビジネスを行っているとは限りません。官僚主義的な側面もまだ残っています。交渉にせよ契約にせよ、あらゆるビジネスシーンにおいて、すんなりと物事が進まないケースに出くわすことが往々にしてあることは覚悟しておいたほうがよいかもしれません」。
そんなとき、国際的なビジネス感覚を持ち、インドのことも生産現場である中国のことも分かっているパートナーがいれば、確かに心強いだろう。幸い、旧・英国植民地だった香港にはインド人も多く、多くのインド企業が香港を中継点とした中国-インド間の貿易を行っている。また香港なら生産現場である中国とも近く、日本とも近い。
また、間接投資であれば、先にインドと経済協力協定(CECA)を締結したシンガポールや、ASEANの生産拠点であるタイをベースに、インド側パートナーを活用した販路の開拓や事業拡張を図っていくという選択肢もある。原産地規制などいくつかのハードルはあるものの、CECAやFTAによる税制面でのメリットを享受できる可能性もある。ただし、ここでもインド市場のニーズに合致した製品の開発や販売戦略、そして製品を市場で販売するパートナー選びが重要なポイントとなることは言うまでもない。
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既に韓国勢は大規模な投資と、インド人消費者の志向を徹底的に分析した戦略でインド市場を席巻している。出遅れた日本企業が、21世紀最後の市場といわれるインドを制覇するにはどうしたらよいのか。入念なマーケットリサーチに基づくダイナミックかつ緻密な戦略、そして中国で培った経験の中に、そのヒントが隠れているのかもしれない
中国自動車