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中国の今

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変化する中国の今をお伝えします。

 

上海は55の少数民族が全て揃う民族のるつぼ

昨日発表された第六次全国人口調査によれば上海には中国にいる55の少数民族の全てが集まっていると
上海熱線が伝えている。
統計によれば、2010年現在で上海市に住む漢族以外の少数民族55民族の人口は合計27.56万人で、
その中で上海市に最も多く住んでいるのは回族であり、2万人以上が暮らし上海の少数民族の28.3%を占めている。
また土家族が12.2%、ミャオ族が11.4%、満族が9.1%、朝鮮族が8.1%を占め、
2010年の調査時に比べ全体で17.2万人も増えこの10年で2.7倍も増えているとしている。
この急速な増加により上海市には55の少数民族が全て集まり揃うことになり、
全人口に占める割合も1.2%なり決して小さくない存在になりつつある。
またこれらの上海に集まってきている少数民族の人々は高等教育を受けている割合が比較的高く、
優秀な人物が上海に働きに出てきている姿が浮かびあがるようだ。
さらに一人っ子政策の制限を受けない少数民族の環境を反映してか、
若年層が多く高齢化が進んでおらず、
さらに男女比もほぼ均衡しており男性が剰余状態にある全国平均とは違った人口構成になっている。
なおこの統計には外国人や分類できない民族は含まれていないが現在の上海は国際都市として
世界各地の相当数の人種民族が集まっていると考えられ、これらを含めて考えると上海は相当数の民族が集まった、
まさに民族のるつぼと化した特殊な都市に成長していると言える。


日本人も6万人滞在していると言われる。LビザFビザで滞在、観光を合わせると日本人だけでも10万人が流動している。
フランスの租界地で有った上海、今でもフランス人を多く見かける。この頃、黒人も多く見る。
こう考えると、中国の少数民族55+世界各国を合わせると、150民族いるかも知れない。

こう考えると、世界の上海と認識できる部分であるが、今後中国の経済を考えると、楽観視もしていられない。
経済都市の役目「上海」が伸びるのか衰退するのか。
私の目から見て、「世界の工場」の情報拠点という意味では、役目の終焉を迎えているのではないかとも感じる。

不動産は下落傾向で有るが、生活品、人件費も高騰。国家は内需拡大に転換しているが、
この調整が上手く行くとも限らないし、誰も分からないだろう。あまりにも人口が多すぎるからだ。

現在の上海生活レベルは、8年前に見た上海とは全く違う。
何が違うのか。
☆ファッションセンスが上がっている。
☆良いGODDSを持っている。
☆車のメーカー車種が途方もなく増えている。
☆クラクションが減った。車のマナーも少しは良くなった。
☆若干空気がきれいになった。たんつばを吐く人が少なくなった。
☆日系飲食店、美容店が増えた。
☆地下鉄が充実し、バスが減った。
☆不動産屋が減った。
☆小売店が減った。TAOBAO系のネットショッピングに変化(雑居マンションが事務所兼倉庫)
☆ピンク店がマンションに変更となった。
☆人情がなくなった。
☆夜になると都心は人がいなくなる。
☆ファンキーさ、ジャンキーさ、が無い。面白みに欠ける。
簡単に書けばこんな感じだろうか。

上海でビジネスをする場合、東京でビジネスをするのとは全く違い、多種多様な民族が集まり考え方が違う。
この部分で対応出来る人材で無ければ、上海で働くのは並大抵では出来ない。

逆に、蘇州、大連、杭州などの衛星都市の方が、日本人であれば仕事がしやすい。(適応能力のある人に限る)

<因み話し>
以前、良く知る人が、初めて日本から中国蘇州で働くことになった。
彼は日本のビジネスしか知らない。中国の事情なども全く知るはずもなく、日本流と言うかエゴを押し通していた。
この感覚では、上海においては全く通用しない。
蘇州だから、まだ通用している部分で有り、中国全土を攻略できる能力の欠落と言う事に繋がる。

この部分を理解されていない日本人が多いと言う事。

単民族の日本人では想像も出来ない思考回路が存在している。
上海で仕事をするので有れば認識確認する必要がある。

                                         BY 326水島

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