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中国の今

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変化する中国の今をお伝えします。

 

中国のエコカー補助対象、9割減。日系車激減。

中国政府は20日までに、10月から補助要件を厳しくした「エコカー補助制度」(1台3000元支給)の対象車を公表した。
補助対象は従来の約420モデルから49モデルにほぼ10分の1に減少。
日系メーカーでは東風汽車のサニー3モデル、ティーダ2モデルが選ばれただけだった。
中国の9月の新車販売は前年同月比5.5%増と4カ月連続でプラスだったが、
補助制度見直しを前にした駆け込み要因が含まれており、補助対象の大幅減により、市場の減速は避けられない見通しだ。
対象車は、国家発展改革委員会、工業・情報化省、財政省が連名で、17日付の公告で発表した。
49モデルの内訳は、江准、比亜迪など自主ブランドメーカーが7社、22モデル、外資系合弁メーカーが4社、27モデル。
外資系では、独フォルクスワーゲンが出資する上海大衆と一汽大衆が計13モデル、
米ゼネラル・モーターズ(GM)の上海GMが9モデルで目立った。
排気量1600cc以下を対象としたエコカー補助は、
走行距離100キロ当たりの平均燃費上限を従来の6.9リットルから6.3リットルに引き上げた。
今回の公告ではさらに、対象車の量産を2カ月以内に始め、最低半年は生産を継続するようメーカーに要求。
これまで、採算の取れないモデルで「エコカー」認定を取得、実際には量産しないケースがあり、
これを防止する狙いとみられる。

この現象。日系で日産車のみ。
ローカル、外資系に比べ、エコに関しては日本車が秀でるのだが、なぜ選ばれないのであろうか。
「上海大衆、一汽大衆」フォルクスワーゲン系 13モデル
「上海通用」GM系 9モデル
「東風日産」2モデル
実力の有る、トヨタ、ホンダがなぜ入らないのでしょう。

中国の政治的な策略と国産ローカルメーカー保護での判断だと思われます。

江准、比亜迪など自主ブランドメーカーが7社、22モデル。
ローカルメーカーは現在でも、エンジン、補記類部品の品質は良くない現状です。
この部分は中国人民もよく知っていて、シェアがかなり落ちており、
販売が大幅ダウンしたローカルメーカー保護の措置だと考えられます。

データによると、ローカルメーカーで実質利潤5%ほど。TOPメーカーは14%ほど利潤を得ていますが。
江鈴、金杯などのローカルメーカーは、商用車をラインナップに持っていますので、利潤は高いのです。

現状の中国、物価上昇、労働賃金上昇、不動産価格下落など、経済が不安定な状況で有りますので、
資本力の無く、技術が低いメーカーは淘汰される時期に来ております。
今まで以上の比率で販売が伸びていくことは無いとは思います。

13億人を対象にした市場で有ることは変わらず、年間1200万台以上の販売は続いていくと見ています。

私も中国ローカル車に乗っていましたが、「エンジンは三菱OEM」
エンジン自体は丈夫で有りますが、その他は、驚くほどに本当に良く潰れます。
トータル的に部品品質コントロールが出来ていない状況で有り、中国人民からも呆れられているのでしょう。

まだまだ、本当の車作りを認識していないのだと考えられます。

中国自動車市場








 
 

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