上海万博が終わっても、ネット検閲でFC2ブログにアクセス出来ません。
皆様、ご無沙汰しております。
現在、華東、蘇州を拠点にし、上海、無錫で精力的に展開しております。
上海万博が終了し、このブログサーバーFC2の規制が無くなるのかと考えておりましたが、
未だ、アクセス出来ない状況で、VPNを使用しないと書き込みが出来ない状況であります。
エジプトの様な事が起こる可能性から、軍事レベルでネット規制に力を入れているのでありましょう。
中国の生の声を伝えるべくして、ブログを立ち上げていますが、文章を書けない状況というのは、
言論の自由に反していると思っています。
現在は、MIXIで私が体験している中国を書き続けていますが、
ご興味があれば、マイミク申請していただければと思っています。
現状の中国を私なりの感覚で言うと、
中国の経済発展の担い手となっていた外来工(出稼ぎ労働者)、毎年春節を故郷で過ごし、春節休暇明けに東部沿岸部の大都市に再び出稼ぎに行くのがこれまでの外来工の生活パターンだった。報道によると、今年は春節休暇がそろそろ終わるというのに都市部に外来工が戻って来ない深刻な事態になっている。いくつかの要因により、外来工がこれまでのように安い労働力として大都市部で雇用できる時代は終わったようだ。
<留守児童5800万人我慢の限界>
両親が外来工として出稼ぎに行き、内陸部の農村部に残される子供のことを留守児童と呼ぶ。現在国内には推定でおよそ5800万人の留守児童がいると言われるが、そのほとんどが留守児童になって5年となっておりその間両親に会えるのは1年に1回、数日間の春節休暇だけだという。多くは祖父母に育てられるが教育やしつけが十分ではなく、また親と離れている淋しさから心の病にかかる子供も少なくない。この留守児童の教育養育問題は深刻だ。昨今では出稼ぎにでる親もこの問題を深刻に受け止めており、子供を置いて出稼ぎにいくのを望まないという。
<内陸部の発展>
これまで長江デルタ地帯、珠江三角地帯など東部沿岸部での経済発展が続いていたが、最近は内陸部に進出する企業も多くわざわざ遠く離れた都市に出稼ぎに行く必要がなくなってきたという。例えば江西省では省内での雇用が昨年比で14%増となっており必然的に東部沿岸部へ出稼ぎに行く人が減っている。今後も大企業の内陸部移転が加速するとみられ東部沿岸部の外来工不足はさらに深刻化するだろう。労働力確保のためには、出稼ぎに来てもいいと言ってもらえるほどの給与待遇でなければならないという。
<農二代の職業選択>
外来工は農民工とも言い本来は内陸部の農民だ。生活のために出稼ぎにでるが子供のいる外来工の望みは、自分たちの子供には高い教育を受けさせたいということだ。昨今では家が農家でも高等学校、大学に進学する若者が多く、親も本人も親と同じような外来工になることを望まない。金持ちになるには外来工ではだめ、より高学歴を得て就職、起業を夢見る若者のためにここ数年、中国では新設大学や新設学部が爆発的に増えた。結果として外来工は不足し、大学を卒業しても就職難という状況になっている。
大卒が驚異的に増えているが、二流、三流大学卒業ではまったく就職口はないのだ。外来工の親が苦労して学費をねん出して大学へ行かせたのに期待の息子は就職できないでいる。外来工になるしかないがそれなら大卒としての給料が欲しいというのは当然だろう。
私の工場でも同じ事だ。
深刻な人手不足というか、出稼ぎ労働者の売り手市場と変化した。
春節が終わり、工場に大量の面接者が来る。朝の門前100名ほど。
しかし、彼らは、多くの企業の面接を、受けており、賃金が高い方、
仕事が重労働でない職種を選んでいく。
現実に、工場の前に違う工場の求人ペーパーが貼られている。。。
もちろん人間の心理だから仕方が無い。のだが、
世界の工場と君臨していた中国の時代は、今現在一時終了と言うことなのか。
CPI(消費者物価指数)が、この数ヶ月で異常なほどの勢いで上がってきている。
労働者の給料を上げてもらわないと、生活できないと言うのが、真実と考える。
統計値では去年から5%上昇なのだが、トータル的には10%以上上がっているのだろう。
上がりすぎた不動産、家賃。日常食料品の高騰。
蘇州の最低賃金が20%UPされたのだが、CPIを考えると、生活はきつい。
国家政策は、貸し付け金利を上昇させ5.75%。元の引き締めに入っている。
この政策が吉と出るか凶と出るかは、私にはわからないのだが、
今まで、電子マネーを大量に刷ってきたリスクが爆発してきているかもしれない。
今年、中国バブルがはじけるかもしれないと言うか、もう始まっているのかも。
バブルがはじけても、人間は生きなくてはいけないので、成金がお金を無くし、不動産が下がり、基本給与も下がり、また一からやり直すことになるのかもしれない。
と考えると、日本企業は本当は賢いのだとつくづく感心してしまう。(対中国企業)
日本で本社機能を維持し、中国で工場を稼働させ、自国に世界に販売展開をする。
中国企業で、アメリカ、日本、ヨーロッパに進出させている企業は少ない。
今までの外国向け生産しすぎたツケが、今国内システム破壊が雪崩のように、
始まった時期かもしれない。
この結果は、来年度までに現れる。
と言うことなのですが、デルタ地域でのターニングポイントを向かえていると感じています。
世界の工場中国というのは、他国に移り、中国内需で利益を出す時代に変化してくるのだと、
華東地域を回り、実感している現状です。
現在、私は、中国自動車分野の職種では無く、他種の中国内販売に携わっています。
中国自動車分野にも接点が無いわけでは無く、時間があれば、VPN接続では有りますが、
書き込みはしたいと考えています。
現在、華東、蘇州を拠点にし、上海、無錫で精力的に展開しております。
上海万博が終了し、このブログサーバーFC2の規制が無くなるのかと考えておりましたが、
未だ、アクセス出来ない状況で、VPNを使用しないと書き込みが出来ない状況であります。
エジプトの様な事が起こる可能性から、軍事レベルでネット規制に力を入れているのでありましょう。
中国の生の声を伝えるべくして、ブログを立ち上げていますが、文章を書けない状況というのは、
言論の自由に反していると思っています。
現在は、MIXIで私が体験している中国を書き続けていますが、
ご興味があれば、マイミク申請していただければと思っています。
現状の中国を私なりの感覚で言うと、
中国の経済発展の担い手となっていた外来工(出稼ぎ労働者)、毎年春節を故郷で過ごし、春節休暇明けに東部沿岸部の大都市に再び出稼ぎに行くのがこれまでの外来工の生活パターンだった。報道によると、今年は春節休暇がそろそろ終わるというのに都市部に外来工が戻って来ない深刻な事態になっている。いくつかの要因により、外来工がこれまでのように安い労働力として大都市部で雇用できる時代は終わったようだ。
<留守児童5800万人我慢の限界>
両親が外来工として出稼ぎに行き、内陸部の農村部に残される子供のことを留守児童と呼ぶ。現在国内には推定でおよそ5800万人の留守児童がいると言われるが、そのほとんどが留守児童になって5年となっておりその間両親に会えるのは1年に1回、数日間の春節休暇だけだという。多くは祖父母に育てられるが教育やしつけが十分ではなく、また親と離れている淋しさから心の病にかかる子供も少なくない。この留守児童の教育養育問題は深刻だ。昨今では出稼ぎにでる親もこの問題を深刻に受け止めており、子供を置いて出稼ぎにいくのを望まないという。
<内陸部の発展>
これまで長江デルタ地帯、珠江三角地帯など東部沿岸部での経済発展が続いていたが、最近は内陸部に進出する企業も多くわざわざ遠く離れた都市に出稼ぎに行く必要がなくなってきたという。例えば江西省では省内での雇用が昨年比で14%増となっており必然的に東部沿岸部へ出稼ぎに行く人が減っている。今後も大企業の内陸部移転が加速するとみられ東部沿岸部の外来工不足はさらに深刻化するだろう。労働力確保のためには、出稼ぎに来てもいいと言ってもらえるほどの給与待遇でなければならないという。
<農二代の職業選択>
外来工は農民工とも言い本来は内陸部の農民だ。生活のために出稼ぎにでるが子供のいる外来工の望みは、自分たちの子供には高い教育を受けさせたいということだ。昨今では家が農家でも高等学校、大学に進学する若者が多く、親も本人も親と同じような外来工になることを望まない。金持ちになるには外来工ではだめ、より高学歴を得て就職、起業を夢見る若者のためにここ数年、中国では新設大学や新設学部が爆発的に増えた。結果として外来工は不足し、大学を卒業しても就職難という状況になっている。
大卒が驚異的に増えているが、二流、三流大学卒業ではまったく就職口はないのだ。外来工の親が苦労して学費をねん出して大学へ行かせたのに期待の息子は就職できないでいる。外来工になるしかないがそれなら大卒としての給料が欲しいというのは当然だろう。
私の工場でも同じ事だ。
深刻な人手不足というか、出稼ぎ労働者の売り手市場と変化した。
春節が終わり、工場に大量の面接者が来る。朝の門前100名ほど。
しかし、彼らは、多くの企業の面接を、受けており、賃金が高い方、
仕事が重労働でない職種を選んでいく。
現実に、工場の前に違う工場の求人ペーパーが貼られている。。。
もちろん人間の心理だから仕方が無い。のだが、
世界の工場と君臨していた中国の時代は、今現在一時終了と言うことなのか。
CPI(消費者物価指数)が、この数ヶ月で異常なほどの勢いで上がってきている。
労働者の給料を上げてもらわないと、生活できないと言うのが、真実と考える。
統計値では去年から5%上昇なのだが、トータル的には10%以上上がっているのだろう。
上がりすぎた不動産、家賃。日常食料品の高騰。
蘇州の最低賃金が20%UPされたのだが、CPIを考えると、生活はきつい。
国家政策は、貸し付け金利を上昇させ5.75%。元の引き締めに入っている。
この政策が吉と出るか凶と出るかは、私にはわからないのだが、
今まで、電子マネーを大量に刷ってきたリスクが爆発してきているかもしれない。
今年、中国バブルがはじけるかもしれないと言うか、もう始まっているのかも。
バブルがはじけても、人間は生きなくてはいけないので、成金がお金を無くし、不動産が下がり、基本給与も下がり、また一からやり直すことになるのかもしれない。
と考えると、日本企業は本当は賢いのだとつくづく感心してしまう。(対中国企業)
日本で本社機能を維持し、中国で工場を稼働させ、自国に世界に販売展開をする。
中国企業で、アメリカ、日本、ヨーロッパに進出させている企業は少ない。
今までの外国向け生産しすぎたツケが、今国内システム破壊が雪崩のように、
始まった時期かもしれない。
この結果は、来年度までに現れる。
と言うことなのですが、デルタ地域でのターニングポイントを向かえていると感じています。
世界の工場中国というのは、他国に移り、中国内需で利益を出す時代に変化してくるのだと、
華東地域を回り、実感している現状です。
現在、私は、中国自動車分野の職種では無く、他種の中国内販売に携わっています。
中国自動車分野にも接点が無いわけでは無く、時間があれば、VPN接続では有りますが、
書き込みはしたいと考えています。