人民元レート改革から4年&中国銀行、海外初の人民元現金業務
人民元レート改革から4年、対ドルレート20%上昇
人民元レート形成メカニズムの改革が行われてから、21日で丸 4年目を迎える。
05年7月21日当時に比べ、人民元対ドルレートの累計上昇幅は21%に達した。
しかし注目に値するのは、人民元の上昇は多くが今年以前に発生し、
人民元の実質実効為替レートは今年に入って4.41%下がっているということだ。
「新京報」が伝えた。
▽人民元対ポンド上昇が最高
05年7月21日、中国人民銀行(中央銀行)は市場の需給を土台とし、
通貨バスケット制を参考に調整を行う、管理された変動相場制度を実施すると宣言。
人民元レートの「波動の時代」が始まった。
しかし初期の段階では、人民元レートは探り程度の小幅な変動しかなく、
06年5月に対ドルレート基準値がようやく 8元を突破し、
最初の1年の人民元対ドルレート上昇幅は1.5%にとどまった。
流動性の拡大と貿易黒字により、外貨貯蓄が次々と新記録を更新する中、
人民元レートは07年に5.5%、08年に10.9%と一気に上昇。
それに伴い、人民元レートの動きも活発になってきた。
20日の仲値で計算すると、4年間で人民元は対ドルで21.14%、対ユーロで3.4%、
対円で1.16%、対香港ドルで20.66%、対ポンドで33% 上昇した。
人民元の上昇で最も直接的な影響が見られたのは、人々の懐は暖かくなり、
1年間の英国留学にかかる学費が4年前よりも3分の1近く節約できるようになったことだ。
▽人民元は来年には再び上昇傾向に
金融危機が爆発して以来、人民元レートが一方的に上昇することはなくなった。
今年に入って人民元の対ドル、対香港ドルレートはほぼ変動がなく、
半年で25ベーシスポイントと35ベーシスポイントの上昇にとどまり、上昇幅はいずれも0.04%だった。
対ユーロと対ポンドレートは下落傾向にあり、それぞれ0.05%と13.2%下落した。
実質実効為替レートは、
名目為替レートをベースにインフレが通貨本来の価値に与える変動影響を省くことで、
本国通貨の対外価値と相対的な購買力を総合的に反映することができる。
今年上半期の中国の輸出は前年同期比21.8%減で、減少率がここ数年で最大となった。
フランスのインドシナ銀行による最新の研究報告によると、
このまま輸出の低迷が続けば、中央銀行が望まずとも、
人民元は今年末から来年にかけて再び上昇し、来年末には1ドル6.5元に達するとの見方を示す。
英スタンダードチャータード銀行の中国担当エコノミスト・王志浩氏も、
中国経済の成長ペースが8%台に安定すれば、人民元は上昇を続け、
従来の計画を再開できると指摘する
[人民網]
中国銀行、海外初の人民元現金業務をスタート
中国銀行がこのほど、フィリピンでの人民元の現金業務を開始した。
フィリピン国内の人民元現金は今後、香港を中継せずに大陸部に戻ってくることができる。
人民元の海外還流メカニズムが改善されたことで、人民元国際化のプロセスもまた一歩前進した。
「北京商報」が伝えた。
中国銀行とフィリピン中央銀行は7月31日、「人民元現金売買・輸送協議」を締結し、
フィリピンでの人民元現金業務を正式に打ち出した。
この協議によると、中国銀行は今後、人民元の現金売買や預け入れ、引き出し、
輸送などの業務をフィリピンで行うことができる。
さらに現地の商業銀行と銀行以外の金融機関に向けて、人民元口座の開設や
人民元の預け入れ・引き出し、人民元の売買などの業務を行うこともできるようになる。
首都経貿大学の李セイ教授はこれについて、
「人民元の海外還流メカニズムが改善されたことで、
人民元利用の簡便化がいっそう進むことになる」と指摘する。
中国銀行マニラ支店は今回、120万元の人民元現金を市場から買い入れ、
これを大陸部に輸送する計画だ。
これまでは中国銀行(香港)を中継して中国大陸部の銀行システムに戻ってきていた人民元は
今後、直航便で大陸部に戻ることができるようになる。
中国社会科学院世界経済政治研究所の徐奇淵博士によると、
これまでは、中国銀行(香港)が、海外の人民元が還流する唯一の正式なルートとなっていた。
だが流動資金の規制の妨げとなったり中継がうまくいかなかったりといった問題があった。
中国銀行とフィリピン中央銀行との今回の試みは、
人民元還流に直接的でスムーズなルートを与えることになる。
中国銀行の担当者は、
「政策の許す範囲で、フィリピン以外の海外支店でこの業務を広げていく可能性を排除しない」
としている。
徐博士はこれについて、
「このような業務の打ち出しは人民元国際化のために必要なことだ。
同時に、中国の貨幣政策への要求も高まることになる」と述べている。
[人民網]
人民元レート改革から4年で、円と元はかなり影響したと思う。個人的見解。
同額日本円1万円、最悪の時は600元を切り、日本向け商材の決済には大変迷惑困惑した物だ。
基本的には、もう人民元は、世界通貨とも言えるので、元決済を日本でも早く初めてもらわないと
ややこしくて仕方がない。。
フィリピンからスタートしたというが、中国の工場が、フィリピンに移動するのが多いのでは無いか。。
と素人意見でした。
人民元レート改革
人民元レート形成メカニズムの改革が行われてから、21日で丸 4年目を迎える。
05年7月21日当時に比べ、人民元対ドルレートの累計上昇幅は21%に達した。
しかし注目に値するのは、人民元の上昇は多くが今年以前に発生し、
人民元の実質実効為替レートは今年に入って4.41%下がっているということだ。
「新京報」が伝えた。
▽人民元対ポンド上昇が最高
05年7月21日、中国人民銀行(中央銀行)は市場の需給を土台とし、
通貨バスケット制を参考に調整を行う、管理された変動相場制度を実施すると宣言。
人民元レートの「波動の時代」が始まった。
しかし初期の段階では、人民元レートは探り程度の小幅な変動しかなく、
06年5月に対ドルレート基準値がようやく 8元を突破し、
最初の1年の人民元対ドルレート上昇幅は1.5%にとどまった。
流動性の拡大と貿易黒字により、外貨貯蓄が次々と新記録を更新する中、
人民元レートは07年に5.5%、08年に10.9%と一気に上昇。
それに伴い、人民元レートの動きも活発になってきた。
20日の仲値で計算すると、4年間で人民元は対ドルで21.14%、対ユーロで3.4%、
対円で1.16%、対香港ドルで20.66%、対ポンドで33% 上昇した。
人民元の上昇で最も直接的な影響が見られたのは、人々の懐は暖かくなり、
1年間の英国留学にかかる学費が4年前よりも3分の1近く節約できるようになったことだ。
▽人民元は来年には再び上昇傾向に
金融危機が爆発して以来、人民元レートが一方的に上昇することはなくなった。
今年に入って人民元の対ドル、対香港ドルレートはほぼ変動がなく、
半年で25ベーシスポイントと35ベーシスポイントの上昇にとどまり、上昇幅はいずれも0.04%だった。
対ユーロと対ポンドレートは下落傾向にあり、それぞれ0.05%と13.2%下落した。
実質実効為替レートは、
名目為替レートをベースにインフレが通貨本来の価値に与える変動影響を省くことで、
本国通貨の対外価値と相対的な購買力を総合的に反映することができる。
今年上半期の中国の輸出は前年同期比21.8%減で、減少率がここ数年で最大となった。
フランスのインドシナ銀行による最新の研究報告によると、
このまま輸出の低迷が続けば、中央銀行が望まずとも、
人民元は今年末から来年にかけて再び上昇し、来年末には1ドル6.5元に達するとの見方を示す。
英スタンダードチャータード銀行の中国担当エコノミスト・王志浩氏も、
中国経済の成長ペースが8%台に安定すれば、人民元は上昇を続け、
従来の計画を再開できると指摘する
[人民網]
中国銀行、海外初の人民元現金業務をスタート
中国銀行がこのほど、フィリピンでの人民元の現金業務を開始した。
フィリピン国内の人民元現金は今後、香港を中継せずに大陸部に戻ってくることができる。
人民元の海外還流メカニズムが改善されたことで、人民元国際化のプロセスもまた一歩前進した。
「北京商報」が伝えた。
中国銀行とフィリピン中央銀行は7月31日、「人民元現金売買・輸送協議」を締結し、
フィリピンでの人民元現金業務を正式に打ち出した。
この協議によると、中国銀行は今後、人民元の現金売買や預け入れ、引き出し、
輸送などの業務をフィリピンで行うことができる。
さらに現地の商業銀行と銀行以外の金融機関に向けて、人民元口座の開設や
人民元の預け入れ・引き出し、人民元の売買などの業務を行うこともできるようになる。
首都経貿大学の李セイ教授はこれについて、
「人民元の海外還流メカニズムが改善されたことで、
人民元利用の簡便化がいっそう進むことになる」と指摘する。
中国銀行マニラ支店は今回、120万元の人民元現金を市場から買い入れ、
これを大陸部に輸送する計画だ。
これまでは中国銀行(香港)を中継して中国大陸部の銀行システムに戻ってきていた人民元は
今後、直航便で大陸部に戻ることができるようになる。
中国社会科学院世界経済政治研究所の徐奇淵博士によると、
これまでは、中国銀行(香港)が、海外の人民元が還流する唯一の正式なルートとなっていた。
だが流動資金の規制の妨げとなったり中継がうまくいかなかったりといった問題があった。
中国銀行とフィリピン中央銀行との今回の試みは、
人民元還流に直接的でスムーズなルートを与えることになる。
中国銀行の担当者は、
「政策の許す範囲で、フィリピン以外の海外支店でこの業務を広げていく可能性を排除しない」
としている。
徐博士はこれについて、
「このような業務の打ち出しは人民元国際化のために必要なことだ。
同時に、中国の貨幣政策への要求も高まることになる」と述べている。
[人民網]
人民元レート改革から4年で、円と元はかなり影響したと思う。個人的見解。
同額日本円1万円、最悪の時は600元を切り、日本向け商材の決済には大変迷惑困惑した物だ。
基本的には、もう人民元は、世界通貨とも言えるので、元決済を日本でも早く初めてもらわないと
ややこしくて仕方がない。。
フィリピンからスタートしたというが、中国の工場が、フィリピンに移動するのが多いのでは無いか。。
と素人意見でした。
人民元レート改革