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中国の今

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変化する中国の今をお伝えします。

 

中国トヨタ販売量低調の原因とは。。。

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これは、上海モーターショーで騒がせた中国メーカー”BYD”の「トヨタエスティマ」version。。。

トヨタ:日本のエンジン工場3ライン休止
トヨタは2009年中頃から、愛知県にある同社最大のエンジン工場の生産ライン11本のうち3本を休止すると発表した。
トヨタの09年の日本国内における生産は、
270万台(08年比、131万台減)の計画で、減少幅は33%になる。
現在のところラインの休止期間は、明らかにされていない。
トヨタの08年度通期(08年4月‐09年3月)の当期純損益は4,370億円、
2009年5月13日の同社発表によれば、09年のトヨタ自動車生産量が
この7年間で最も少ない668万台になる見込み。
中国国内市場では09年1‐4月にコンパクト乗用車の売れ行きが良好となる中、トヨタの販売は不調であった。
「新型カローラ」と「カローラEX」の販売は、08年と比べ減少傾向を見せ、
「新型カローラ」の第1四半期販売が前年同期比15%減の3万5,000台、
4月単月の販売も同クラスの「ラヴィダ」や「新型ボーラ」に追い抜かれ、
「カローラ」の第1四半期の販売も前年同期を45%下回った。
また、車両購入税が調整されたことで、
販売の増加が見込まれる天津一汽トヨタ「ヴィオス」の第1四半期販売も、前年同期を25%下回っている。

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中国メーカー”BYD”はやりすぎ傾向が有る。ビューイックの改心作??のコンパクトカーにそっくりな車両も発売している。
アメリカの資本も入っているのだが、ここに資本投下するアメリカ人ももう少し考えるべきだと思う。自分のお国のGMが潰れかかっている状況なのに。


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日本はともかくとして、中国で調子が悪いトヨタ。
この現象は驚いたのだが、
EU市場で人気のある「BITZ」「YARIS」が、中国では殆ど売れていない状況。
傾向が有るのだが、EU市場では、「ホンダFIT」が売れていない。
その分、中国では人気が有る。
車文化が進んだEUでは、「トヨタ ビィッツ」が受けれられている。
デザイン的に柔らかい印象を持ち、デザインもEUで開発されたと言う。
「FIT」は、中国、ブラジルでは人気がある。
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これは、ブラジル版「FIT」

この現象は、プライス、性能差はほとんどわからないだろうから、デザインで選ばれるのであろう。
トヨタのデザインは、”流線”すぎるのかもしれない。
鋭角なデザインが好きな地域は、中国、ブラジルと言うことにも繋がる。
中国での生産のトヨタは、「クラウン、マークX、カムリ、カローラ、VIOS、YARIS」
が主体になるのだが、どれも流線形で、大きさがアピールされていないのでは、無いだろうか。
これもお国柄なのだろうから仕方がないが、唯一「カムリ」は中国市場向けに
デザインされた車両で、デザインも鋭角なラインが入る。
やはり、世界で売れているから中国でも売れると言う原則は無いようだ。
調子が良かった「カムリ」も新型「アコード」の登場で売れ行きが落ちている。
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これも、ブラジル版「アコード」中国「アコード」とは、テールランプと、バンパー形状が違うだけ。

マイナーチェンジをしたのだが、その効果もあまり現れていない。
中国では、新車サイクルが、3年と言うのが、世界から自動車メーカーが集まり
熾烈な戦いをしている市場では必要なのかもしれない。
日本では、新車購入して乗り続ける期間が延びている。
国土が狭くて走行距離も伸びなく、道が奇麗で、故障も起こらない。
10年乗っても問題は無い。
しかし、中国では国土が広く、2年で10万キロなど当たり前。
6年償却では30万キロの換算となる。
やはり、風土、国民性を理解して、自動車メーカーもその国の国民が必要な物を
追求しなくてはいけない部分だと感じている。

トヨタは優等生だが、
デザインはどれも似たり寄ったり。
特質がなく。
sports度も無い。
日本では、この特色が無い部分で、壊れない、運転しやすい、程よくデザインが良い。
国民性で一致している部分かもしれない。

中国人からすれば、この条件は許されないのかもしれない、同じお金を出して、
見栄えがしなければ、意味のない事なのだろう。

モータリゼーションの違いが、はっきり浮き出る部分だ。

トヨタの中国販売を伸ばすためには、フレームは同じでも、デザインは変えていかないと、
このグローバルな時代にはついていけないかもしれない。
と言うことは、
「カローラ&スプリンター」「ビスタ&カムリ」「スターレット&コルサ」
「マークX&クレスタ&チェイサー」「クラウン&マジェスタ&アリスト」
の時代平成初頭時のラインナップ数が必要なのか??私には分からない。

中国車

 
 

Comments

 
そうやね、トヨタ車は誰でも受け入れられるデザインで万人向け過ぎ

なぜマツダやホンダの車が受け入れられるのか考える必要ありですね

自己主張が強い国民性、控え目な日本人好みの車じゃ駄目、性能よりもデザイン重視、車は自分をアピール出来るステータスの道具ですから。
目立つ光物、随所にメッキや金色の部分をふんだんに使う、バンパーを大きく張り出して存在感を出す。

日本に比べ物にならない携帯依存症のお喋り好きな国民性、運転しながら手機を安全に使用できる中国人向け手機専用スペック車なんか出せば売れるんじゃないかな。

 
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