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中国の今

中国の今

変化する中国の今をお伝えします。

 

大排気量車の市場シェアが縮小。部品から見る今後の中国車の問題点。

2009年第1四半期の中国輸入車市場が、
同期比35%減の6万7,000台と大幅なマイナス成長を呈するなか、
唯一、小排気量車のプラス成長。
国の支持政策の効果によって小排気量車に有利な市場展開となり、
輸入車市場の販売構成にも影響を与えているという。
大排気量輸入車の市場 シェアが縮小の経過は、
★消費税の調整が実施される以前(08年9月1日以前)
排気量3.0Lモデルが最高51.7%と同市場の 過半数を占めるのだが、
09年3月には34.4%(SUVシェア20.3%)に減少。
★消費税調整が実施される以前(08年9月1日以前)
最 低25.9%であった排気量1.5‐2.5Lモデルの市場シェアが、09年3月には37.9%に拡大している。
そして、3月に輸入車市場12.66%の割 合を占めたSUVが、大排気量輸入車市場の主力であることが分かる。

中国での大排気量車の大半は輸入車。
BENZ S、Eクラスなど。BMW 7、5シリーズ。レクサス。

世界景気衰退。中国株価下落。不動産下落。
この3拍子で、中国の富裕層も財布を硬く締めたようだが、お金に余裕が有るからこそ、
大排気量の車は売れるわけで、中国の景気を見ていてもその傾向はよくわかる。
対面を気にする中国人にとって、高級車は景気が良い時は爆発的に売れるのだが、
先行きが見えない現時点では、背に腹はかえられぬ。状況。
自動車消費税変更で、大型車の維持費など大幅にUPし、景気対策で、1600cc以下は優遇対策。
まあ、当たり前の結果だろう。

中国への新車輸入車は、国家政策で関税率が高い。
中国国内小型自動車メーカーが力をつけてきている。BYD、吉利、チェリーなど。
私は中国生産車が、けして安くないと思っている。
究極の目から見ると、車両バランス、構成部品、細部の作り方が、価格とのバランスが悪い。
例を上げると、幾らでも有るのだが、

簡単な所での例。
内装部品で、メーターパネル、パワーウインドスイッチのカバー類。
この部分は、現在、PP、ABS樹脂に、ウッド(木目)フイルムを水圧転写させているのだが、
ドイツ、日本(中国生産車)に比べて、極めてデザイン、機能性が突貫唐突で有る。
インジェクション(射出成型)での、樹脂なのだが、樹脂溶剤が極めて悪い。

無錫の溶剤材料問屋で、日本製の看板を見るのだが、店に置いてあるのは、粗悪な樹脂ペレット。
樹脂材料問題。金型精度が今1の1.5。
と言うことで、
この上部に木目などのフイルムを転写させても、根本的にデイテール再現出来るはずもない。
水圧転写フイルムに関しても、ケチりすぎ。流行カラーを取り間違えている。
要するに、材料をケチりすぎ。ケシテ、コストダウンでは無い。

金型に関しても、中国は安いと思われているが、自動車分野の金型屋は安くないと思うのだ。
つい最近だが、自動車部品の金型作製の見積もりを取ったのだが、
自動車系金型屋では、バカ高い見積もり金額。
あきれ果てて、PC部品金型屋に見積もり依頼をしてみた。
PC関連の部品は、自動車部品よりも精度が要求されているので、
自動車部品の金型はかなり楽なようだ。
このポイントで、PC金型屋に折衝してみた。
これが功を得て、4割ダウンの金型費になったわけだ。

金型、成型から読み取れるのは、
中国自動車メーカーの異常なコストダウン提示で下請け金型屋、樹脂成型屋が、切羽詰まる。
★CNC、鏡面仕上げの時間短縮。
★樹脂成型屋は、樹脂材料の品質を落とす。
この悪循環で、中国ローカルメーカーの部品の精度は上がっていない。
5年落ちの日本車ならば、この部分の老朽化は少ない。
しかし、中国の5年落ちの樹脂部品を見ると、目も当てられないボロボロの状況なのだ。
日本、ドイツ、アメリカメーカーなどは、10年保証などをメーカーから言い渡されているので、
それに対応するべく材料、金型部分で手を抜けられない。
中国ローカルメーカーとの根本的な違いだと感じている。

中国車
 
 

Comments

 
車や物に対して先の先を考えないで値段の安い物を購入する趣向が強いですね。

物を作る側は長年使える良い物を作る意識が乏しすぎ、消費者は良い物を使った事が無いので物の良し悪しが見えないんでしょうね。

 
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