昆山市は、かなりイケてる街!

上海から西50KMの昆山に移り約2か月経過。
昆山は小さい衛星都市なのだが、実はかなりイケてる都市。
現在、上海虹橋から、上海万博の開催に間に合わせて、高速鉄道「リニアモーターカー」
が驚くべき速さで建築されている。
世界でもギネスにのるくらいの異常に速いスピード。
これが、運行されると上海~昆山まで、約10分間で結ばれる。
先日、車で上海の静安寺付近まで、行ったのだが、渋滞で3時間も掛かった。
上海は、日本企業が集まる大都市だが、交通インフラは麻痺状況。
この様な状況では、スピード溢れる仕事が出来る環境ではない。
製造業ともなると、現場を見に行くのも時間のロスに繋がり効率が悪い。
昆山市は、蘇州市、常熟市、無錫市、大倉市、常州市、辺りまでは短時間でアクセスできる。
渋滞が無いからだ。
昆山市という土地は、台湾人が6万人滞在し、テクノロジーが進んでいる都市。
例を上げると、PCのマザーボードメーカー「FOXCONN」工場が拠点を構えている。
長年中国の衛星都市を見てきたが、なぜ台湾人がこのポイントに多く滞在しているのか理解できる。
インフラ、生活環境、市の外国企業の対応など、すべてにおいて上海を上回っているからだ。
日本企業は、少し考え方を見直した方が良い。
上海に高い家賃を支払い、交通インフラが麻痺し時間が読めない環境に、支社を置くこと自体が
総合的に考えて果たしてよいのかと言うことだ。
私自身の仕事量から考えて、上海に居るよりも、約5倍の速さで仕事が出来る。
インターネットも、一般ADSLでも6Mある。上海よりも人口少なく回線スピードが速い。
貿易面でも、税関と税関連絡窓口を設け、企業の輸出入貨物は現地で通関申告、通関などの手続を行える。
生活する上で、マンションの家賃は、同じレベルの広さから言えば、3分の1以下。
野菜など、周りの地域から新鮮なものが安く販売されている。
1か月辺りの生活費は、上海で同等レベルならば、確実に半分以下で抑えられる。
企業にとっても同じことが言えるのである。

私もかなり中国の都市を見てきたが、この付近の都市でレベルの高い商材を製造し対貿易し快適な生活を送る環境は、昆山市が中国の中でもトップランクに位置するだろう。
昆山市
新旧新幹線が二本も特急駅をおき上海・南京・北京へつないでいます。目抜き道路の前進路には上海地下鉄が接続工事中です。又蘇州の地下鉄工事は昆山を経て上海に接続します。いずれも急行地下鉄となります。国際空港はありませんが、チェックインカウンタービルが完成していますので、地下鉄で、浦東空港、虹橋空港、蘇州空港の搭乗口まで急行地下鉄が運ぶようです。
中国法人の会社登記は、開発局の日本語スタッフ・官僚が無料で各省庁を持ち回り準備します。設立一件が彼らの成績ですから親切です。賄賂がいるというのは逆で、反対に接待をしてもらいます。資本金は最低1万元(12万円)であり、多く納めても後から運用資金として引き出すことが出来ます。台湾企業は先ず調査会社を1万元で登記し、1年後解散します。全く違うメンバーで千倍以上の資本金で新会社を登記するのが通例です。
緑豊かな休暇観光地の裏裏に近代ビルや先端技術工場があります。上海の新鮮な食材は全て昆山で採れます。
昆山の日本企業の社長を定年でやめたT工業のSさんはその後個人会社を登記して昆山で王様生活というのは単なる噂です。