旧正月の儀式。

中国の春節を迎えるに辺り、農村地域では、日本でかつて行われていた儀式が存在します。
仏壇は、中国ではあまり見ないと言えば見ないのですが、
農村地域では、来年の家族安全、豊作を導く為に、炊事場に神仏棚を設置し、
お米、野菜、トウモロコシなどを備え、ロウソクと線香を上げ、旧暦の12時に仏を自分の家に迎えるのです。

その時刻に、爆竹と花火を鳴らし、念仏紙を燃やし、仏を自分の家に迎えるのです。
これが、東北地域農村部の儀式。
爆竹を鳴らすのは本来、自分の家に先祖、神仏を導く物で有りますが、都会では、無造作に打ち鳴らしています。
これでは、先祖も神も仏もどこに行って良いのか分らないでしょうね。。。
日本の神社では、柏手を打ち、鈴を鳴らします。この儀式は、寝ている神を起すため。
願いの時には、自分の指名、住所などを心の中で唱えなければ、神も分らないそうです。
(親戚の宮司の話)
神というのは、各地域でそれぞれの形で残っていますが、中国でも歴史有る神仏が存在しており、
農村部では、来年の豊作、家族健康を願い、歴史を重要し厳かに儀式を進めているのですね。
爆竹を鳴らすというのは、日本ではあまり認識がなく驚くとおもいますが、
祖先、神仏を迎えるために必要な中国の儀式だと言えます。

農村部では、爆竹花火は、その当日と春節が明ける日のみ実施されていますので、
都会よりも静かに厳かな雰囲気が味わえます。

中国 旧正月
しかし、爆竹は嫌い。
うるさ過ぎる。
夜も朝も昼もお構いなし。
深夜はたまらないです。
春節の田舎は行ったこと無いが
家族がそろって幸せな雰囲気なんでしょうね。