中国東北農村風景

今回は、中国東北地方、東港市近郊に来ている。収穫時期と重なり農家は忙しそうだ。
トラクター、オート3輪が元気よく走っている。
勿論、牛車、ロバ車も現役バリバリ。昨日、農道のカーブで、牛がINを差しすぎ、
クリッピングポイントを溝にしてしまい、おっさん、牛、牛車と共に回転大破してしまった。
幸いおっさん、牛には怪我は無い模様。
牛もおっさんも、普段はのんびりしているが、この収穫時期は急いでしまうのでしょう。

中国では、農村農民と言う階級?というのが有るのだが、都市部と違い生活は至って質素。
7割は自給自足をしている。3割は、調味料、飲料水、生活用品を、村の万屋で購入する形。
万屋の商品を見たが、都市部で扱っている商品とは違う。全てに関して品質が劣る。
値段はそんなに大差がない。
インフラの問題と、農村地方の年収格差で、高い物は売れないのだろうが、電化製品を見ると、
上海より遙かに劣り値段は変わらない状況。
情報の問題も有るのだが、地方に行くと取り扱い商品が限られる。
サントリー烏龍茶など、見ることも買うことも出来ない。

農民を見る限り、別に不幸せとは感じていない。昔ながらの助け合いと言う物が残っている。
世の中、悪人の比率は、教育環境、貧富の差から、大体比率は計算できるが、
農民で現地に根付いて生活している人々の悪人比率は低いと感じている。
お金の世襲が都市部よりそれほど躊躇現れていない。

世界観で見ると、未来と言う物は歴史の繰り返しだと言うが、この先世界はどの様に変化して行くのであろうか。
私は、世界で一番生きる力が勝っているのは“農民”だと感じている。
自給自足、贅沢をしない。体を張って生きている。この事が、普段の日常生活で出来ている。

日本でも農家を見る機会は有るが、中国の農村は機械をなるべく使わず、手作業で出来る限り対応する。
作物に関しては、品種改良などは早いわけでは無く、日本の作物の方が味は良いだろう。
しかし、世の中の人々が暮らしていけるだけの作物を生産することを忘れていると、
この先、未来はどうなるのだろうと困惑してしまう。

中国自動車 農村
実行できたら、老後も楽しいでしょうね。