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中国の今

中国の今

変化する中国の今をお伝えします。

 

中国 内陸 衛星都市でのビジネスチャンス

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現在、鄭州に来てみて感じる事がある。
上海など、沿岸地域(デルタ地域)で、多くの日本企業は進出している。
鄭州に限っては、日産の工場があるのだが。
内陸地には、殆ど日本文化などは伝わっていない。日本語を聞いた事も少ないのだろう。
この地域で、日本企業が進出するのは、とても勇気が要るだろうと思う。
しかし、現在多くの日本企業が中国に進出しており、日本企業だけでも競争は激化している。
拠点をベトナム、インドに移転させる事も良く耳にする。
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私は、初めて訪れる都市では、普通の庶民の路地裏などを散策する。
この意味は、庶民の文化レベル、消費品の種類、現在庶民で売れている商品、都市の人情、などが理解出来るからである。
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鄭州に訪れて、路地裏を散策している内に、地方衛星都市の法則などがわかってきた。
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☆ デルタ地域とは違い、流行の情報が極めて遅い。
女性のファッションを見ると、若い女性が着ているダウンジャケットは、8割赤色。
☆飲食店、食材の種類が少ない。
コンビニエンスストアが、殆どない。町のスーパーマーケットを覗いて見ると、ラインナップが異常に少ない。鄭州で、まだ日本食の店を見ていない。
☆ 女性の働く環境が少ない。
都市の作りから言うと、サービス業の未熟で、女性の能力が発揮できる環境ではなく、やはりデルタ地域に流れて行くように感じる。

と言うような事が、内陸地で感じている事柄。
この上記の内容を纏めると、中国に進出する日本企業にとっては、デメリットばかり感じるように思う。
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しかし、逆手に取って考えて見ると、内陸都市は無い物尽くしなので、庶民の心を捉える業種の進出は非常にアドバンテージが高い。
この内陸都市では、ブランド展開が楽だと言う事が考えられる。
例えば、日本のコンビニエンスストア。北京、上海では、ファミリーマートが、女性の人気を獲ている。
新しい商材を投入して、顧客の心を捉えている。そして値段も中国人価格。中国商材を上手く回転させ、
値段競争でも有利に進めているし、お惣菜などは、日本で人気の、おにぎり、弁当、肉まん、パンなど、
中国現地生産をさせて、値段的にも買いやすい価格、味は日本と中国の間を取った味付けで勝負している。
飲食の展開を、内陸都市で始めても利益は出ると考える。
情報が少ない都市なのだから、逆に手軽に購入できる価格の商材でビジネスを展開するのは面白いと思う。
デルタでは賃金が高騰しているが、内陸地では賃金は上がる材料が無い。
逆に、鄭州は、大学が沢山ある、日本語専攻科もあるようだ。
優秀な人材を確保する事も、上海、北京から思えば、洗脳されていない人材が揃うかもしれない。
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新しい日本人を理解してもらうには、この様な中国衛星都市(飛行機で夜の上空から見ると、橙色の都市が見える。)で、展開するのもビジネスチャンスがあると感じる。
この薄ボケた橙色の都市は、今後、輝く都市になるかもしれない。

中国自動車

 
 

Comments

 
アンソニーさん。こんにちは。
やっと上海に戻ってきました。。。

地方都市なので、庶民に対応、密接した商品を販売すれば、必ずヒットしますが。。。。です。
儲かってると見るや否や、直ぐに真似します。。。。
ですから、コンビニの日本Brand店をするのが、中国では、一番効率が良いでしょうね。
1元~商品売っているので、中国人がゾロゾロ買い物しにきますよ。
後は、飲食で、15元以下の値段で喰わせる外食産業。
食材は中国国内で全て調達すれば、意外に簡単かもしれませんね。
例とすれば、上海女社長の”味千ラーメン”この店、日本の拉麺屋より儲かっているでしょうね。
後は、単純に、マクドナルド、ケンタ、吉野家のフランチャイズ。
これしかないでしょう!!
後は、場所の見極めですが、これは、地道に体力勝負。
中国人に任せるととんでもない場所を紹介されるので、中国の都市構造を理解した日本人を雇用することが、成功の秘訣かと。
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なるほど、すばらしい考え
です。続編また御願い致し
ます。

 
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