中国人達の仕事認識の違い

中国人の仕事の仕方は、日本人と全く違うのは、皆さんマスコミ情報でよくお分かりだと思います。
中国各地、人種(中国人の中で)の違いで、仕事量、仕事に対する考え方が違います。
特に上海では、物価が日本並みに高い現状。この状況下で、サラリーマン、自営業、服務員の格差が現れています。

サラリーマンは、給料で仕事量を自分で決めている様です。
朝9時から17時までの労働時間で、残業はしません。日本より、サクッと帰宅します。
転職の最大の理由は、給料が多く提示してくれる所にすぐに変更する。
なんと、竹を割った性格なんでしょうか!この事はある意味、日本人には羨ましい事実です。
ですから、サラリーマンは、基本的に、愛社精神はありません。
自営業は、我武者羅に働いています。働くほど自分の給与に跳ね返るので、目の色が違います。
特に、個人小さい商店の飲食業の経営者は、日本より働き者が多いように感じます。
この層では、狐と狸の戦いが繰り広げられています。この層に、中国に慣れていない多くの日本人は騙されているのでしょうね。

服務員は、地方(田舎)からの出稼ぎが多いのですが、都市では、良い仕事を選べない人が殆どです。
一日16時間労働、100元(1500円)になればよいところでしょうか。
サラリーマン(上海)では、1日8時間労働で、平均1500円。
サービス業服務員は、過酷な肉体労働、倍の労働時間で、同じ儲けです。
工場服務員は、8時間労働で 平均700円と言う所でしょうか。
ここで理解できるのは、日本と違い、サラリーマンと服務員の給与比率です。
日本では、給与の開きは極端でありませんが、中国では、労働時間が倍、給与が1/2になります。
ここから見えてくるのは、服務員達が、現在の経済活動の底辺を支えています。
この層の給与が上がると忽ち、中国経済活動は狂います。
現在サラリーマンの給与が高騰しています。益々、給与比率に差が出てきます。
現在、中国の労働者を守るための法が改正されました。正式に雇用されている服務員は、給料アップ、労働時間の適正化、不正解雇などから、守られる事となりました。
しかし、サービス服務員の現状は、今後も変化はしないように感じます。
この層まで賃金UPが起こると、庶民の生活は、非常に苦しくなるでしょう。

中国自動車
来年から、中国企業はどうするのでしょうかね?
きっと、中国式解決方があるのだ、察しますが、、。
「上に政策があれば、下には対策がある!」。
そんな強かな国ですから、きっと何らかの動きがあると想像します。