中国上海での初陣レースが終わる。

何も無い状況から、中国での発バイクレースが終わった。と言うか今から始まりだ。
今回のレースは、ナイナイづくしの状況からの、ぶっつけ本番。
上海モータースポーツ倶楽部員もがんばった。
応援に駆け付けてくれた、日本人、中国人の皆さんにも非常に力を頂いた。
レース結果は、15台出走中、9位だったが、本当に満足感があった。
レースには勝てなかったのは、残念だが、完走し、シングルに食い込めたのは、倶楽部員一同のレース後の表情を見ると伝わって来た。
日曜日の朝、日本から届いたEXマニを変更、予選は雨で、ドライのタイムも予想できない状況での本番レース。
日本人ライダー“イガリR”は、1分23秒を連続刻み、14年落ちノーマルを限界以上に走らせてくれた。
レース後、イガリRは、まばたきを限界までしないで走行していたので、目が充血して、涙も出ない状況の過酷なレースをしていた。

ライダー、メカニック、レースサポート各自、自分が持っている限界を出し切った。
レースは勝たなければ行けない。でもこれ以上にレースには魔力があると感じている。
ライダーの力だけでも勝てない。チーム力が必要。チームが一丸となる心。
中国での発参戦。
データも無ければ、マシンの戦闘力もない。工具も中国人の方が充実している。
この状況での結果は、勝てる事は不可能だろう。。
しかし、次期、勝利をもぎ取る為の、マシン改良、レースプロジェクト、さらなるチャレンジ精神が、このアジア大陸で増強し始めた。

私が率直に感じたこと。
人間として、武者震いがするような、鼓動、情熱を感じること。
人と人とが理解し一つの目標に向かって行くこと。
逆境の中で、メンタルが強くなっていくこと。
私が、15年前にしていたレースの心境を思い出させてもらい、新しい発見が出来た。
この数年の屈辱の思い、さらなるチャレンジ精神に火をつけてくれた。
明日から私の人生は、一つの分岐点が訪れる。。。。。。。

上海モータースポーツ倶楽部員達
上海モータースポーツ倶楽部