中国市場展開するスピードマスターの凄さ


中国で“ブランドエンジンオイル”として中国国内で認識されている“スピードマスター”
についてお話しようと思います。
日本で報道されている“中国好景気、内需消費拡大”など、中国国内で販売展開を、お考えの日本企業は多いと思われます。
しかし、中国国内での、販売、消費者意識は日本と違い“特異”な現状です。
日本と同じようなシステム、認識で中国国内を戦略すると間違いなく失敗します。
この現状の中で、自動車エンジンオイルを中国国内ネットワーク構築している“スピードマスター”の凄さをお伝えします。

並はずれている経営者の素質がいることです。
★ 日本では考えられない、”社長”自らが中国語で指揮陣頭している。
この事は、中国戦略する事には非常に必要な事です。中国でシステムを作るならば、経営者のTOPが、本腰を入れて陣頭指揮をしなければ、物事がスムーズに進みません。
日本人経営者が、大きく勘違いしているのは、日本から指示をおくればそれで良いと言う考え方です。日本では勿論それでOKですが、中国では、違います。TOPの考え方、指示が、通訳を通して果たして伝わるでしょうか?伝わりません。
TOPが、中国人にカリスマ的な要素を認識させて、動かさなければなりません。
中国人の仕事も細かくチェック出来るのは、現場にいるからです。
ですから、スピードマスターの中国社員レベルは、驚くほど高いです。
★ ネットワーク構築が、日本的な要素も入れているが、中国に応じたシステムを構築している。
私は、中国地方に飛ぶといつも思っていることが有りました。なぜ、大きな店舗から、小さいショップまで、オイル展示され、メインに置かれているのだろうかと思っていました。
日本の商品が少ない地方でも、スピードマスターのオイルだけは、有るのです。
日本でも感じていたのですが、“店舗の広報GOODを提供出来ている事”です。
“のぼり、ステッカー、カタログ、オイル購入したときに無料提供するGOOD”などなどを、提供していくスタイルです。小さなショップでは、この様な販売促進GOODを提供されると、本当に楽に商品が販売できます。
商品ブランドを認識してもらう=商品の販売に繋がる。
“損して得を得る”それが完璧に出来ているからです。
この事が“スピードマスターの凄さ”に繋がっているのです。


スピードマスターの上海アンテナショップでは、カーオーディオに力を入れている。日本人技術者が活躍している。
中国 スピードマスター
かっちょよか~!!!
>「TOPが、中国人にカリスマ的な要素を認識させて、動かさなければなりません。」
これ、全く持って同感です。
まず最初に自分でやってみせて信用を得ないと、中国人は動いてくれません。
中国で仕事をする、中国ならではの大変さ、これは実際に仕事で中国に行かないと分からないでしょうね~。。。
この社長さん、口で言うのは簡単ですが、並々ならぬ苦労があったと思います。
それと騙し騙されの国ですから、案外中国人って、人を見抜く感覚ってのが日本人より研ぎ澄まされてると思います。
「この人は自分の為になるか否か」、、、、、
そんな信頼できる社長の下だから、ローカル社員のレベルも高いんでしょうね~。
あああ麻辣湯食いたい。。。。