ブレーキは熱との戦い
GLANZ HPアドレスhttp://www.glan.co.jp/glanz/menu/top/main.html

SEPC-C定価12000円 SPEC-I(importCar専用)定価13000円
”フェード”
ストリートや峠でのハード走行でブレーキングを続けるとパッドの温度が上昇、限界を超えると効きが急激に悪くなることをいう。
パッドはレジンという樹脂で固められている。パッドの温度が300度を超えてくると、このレジンが分解して徐々にガスが発生してくる。分解時に生じるガスは元の原料に対しての体積変化が大きく、逃げ場がないためにパッドを押し返す力となる。この反力の為に効きが悪化する。
”ベーパーロック”
ブレーキペダルを踏んでもキャリパーに力が伝わらず、 ブレーキが効かなくなる事をいう。
<発生原因>
パッドの熱はブレーキ液にも伝わる。250度オーバーだとブレーキ液が沸騰して気泡が発生する。つまり、ブレーキペダルを踏んでも気泡が小さくなるだけでキャリパーに力が伝わらなくなるため生じる。
☆対策☆
まずは、高温耐久型でフェードの起きにくい、つまりガスの出にくいパッドを選ぶ。但し、一般的に高温耐久型は低温では効きにくいため、街中を普通に走るには適さないし、鳴き、ダストの量も多い。
自分の走行スタイルにあわせ、パッドも選んで行く時代である。
その他には、パッドの温度の上昇を抑える。
レーシングカーには装着されているエアダクト。
摩耗したパッドは容積が小さいため温度上昇が早いので、新しいパッドに交換。
パッドのスリット溝は、ガスを逃す役目をしている。
通常だとベーパーロックの前にフェードする様に考えるが、パッドが極端に摩耗していれば、ブレーキング時の熱がパッドで受け止められずに、直にキャリパーのピストンからブレーキ液に伝わる。これを解決するのには、ブレーキ液を沸点温度の高いDOT4に交換、最大の効果は新品の厚みのあるパッドに交換すると言うことである。

赤色のPADはSPEC-S 定価8000円
現在の日本のノーマルPADは、「コスト、鳴き、ダスト」を重視して製造されていると思う。
昔に比べると、ノーマルPADの性能は上がって来ている様に思われるが、実はマスターバックの容量増量しただけで、初期タッチだけは上昇している錯覚をさせている。
高速走行で、プルブレーキングをさせると、やはり制動の不安定さがでてしまう。
アフターパーツでブレーキPADは、数多く発売されている。
もちろんこれらは、ノーマルPADより性能が上であるが、
弱点を挙げるとすれば「コストが高い、鳴きがある、ダストが多くホイールが汚れる」の不満が多いと思う。
この相対する問題を解決した、次世代高性能ブレーキPADなのである。
GLANZの基本コンセプト
☆コントロール性能を最大に重視し、制動力をUPさせる
☆ダストを抑える ホイールを汚さない
☆鳴きを抑える
☆この性能、品質で価格を日本一安くする
と言うことが、GLANZ代表が求め開発してきたポリシーである。

GLANZmodel 塚本舞
簡単に説明しているが、
GLANZの商品のコンセプトを両立させていくのには、多数の材料をブレンドしていく為にどうしてもハイコストになる。
しかし、今日本のアフターパーツシーンに求められている意向に合わせると、コストは度返して、品質の良い商品を提供する事を一番に考えているメーカーGLANZなのだ。
私は当初ブレーキエンジニアの人を知っていた。私がレースをしていた頃にとてもお世話になった、日本一のレースPADを作る神様だった。
この人が作るブレーキPADは、”生きているのだ。魂を感じた。”
ブレーキPADに魂とか生きているとか!?可笑しいじゃないの?と思われるかもしれないが、レースの世界では、止まることが最大の武器なのである。
制動威力だけではない。
極限の領域で、クリッピングポイントに車両の向きを変えるブレーキバランス(リリース)が必要なのだ。
レーシングドライバーが一番求めているハートの部分。
いつもサーキットでは声を掛けてくれて、
「今のブレーキに不満はないかい?」
「走行後のPADを見せて!ブレーキ温度も測らせてね。」
とまだサーキットでは有名じゃないレーサーの私に聞いてくれた。
とても心強く、うれしかった。
そして、ブレーキのフィーリングの話を適切に出来るように心がけた。
私はショップの経営者に成った事もあるが、その後も色々なメーカーのブレーキPADを試してきた。
ブレーキPADだけでこの10年、約300SETテストしてきた中
やはり私が尊敬するエンジニアのPADが一番性能が良かった。
GLANZにはその素晴らしいブレーキエンジニアがいる。
そして、それを商品化し、中国にも目を向けてくれる素晴らしい社長がいる。
私にはこれ以上望むことがない。私に課せられた使命は、中国でこの素晴らしい魂の日本商品を中国人に理解させて行く事が私の責任であり、夢でもあるのだ。

GLANZ中国 自動車