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中国の今

中国の今

変化する中国の今をお伝えします。

 

あちらこちらで水が染み出す上海の地下鉄駅構内

最近、上海の地下鉄駅のコンコース内であちらこちら水が染み出している姿をよく見かける。大雨が降った直後でもないのにも関わらず水が床に染み出して、場所によっては水溜りができている箇所もある。
いずれも昨年の上海万博前の突貫工事的に作られたここ1~2年で開通した路線の駅で、このような漏水状況をよく見かけるようになった。
防水工事などきちんとした処理が行なわれないまま工事が進んだのか手抜き工事の影響によるものなのか、原因は不明だが開通後まだ1年も経たないうちのこのような状況はとても利用客に不安を与える。
漏水程度で済んでいれば応急処置で何とか乗り切れるかもしれないが、構造など安全上の致命的欠陥が潜んでいるのではないかと疑心暗鬼にさせられ地下鉄利用に不安を感じさせる光景である。

おお怖わぁ~~~~。
まあ、その頃上海の地下鉄の工事をよく見ていたが、あれは公共事業では無いと感じた。
子供の土遊びの様な光景だった思いが蘇る。。。

元々、水はけの悪い上海。
下水インフラが完全に出来てない状況で、
上海万博に間に合わせたツケだろうな。。

予想します。。。次は新幹線の高架。。。
あれは、毎日のように見ていた。早いと言うか、支柱のクイを地下まで入れていないし、
鉄骨の本数も異常に少ないし、免震なんて何も考えていない設計。。
子供が見てもわかるだろう。
一番懸念することは、コンクリートの質。
巨額な投資金額だが、間間を抜かれまくり、最低コスト以下で作られていると思う。
多分、あの新幹線の高架。震度5でひっくり返ります。

中国の新幹線事業は日本では考えられないような多額の債務を抱え大問題となっております。
このツケは、誰が支払うのでしょうかねぇ。。。
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チャイナリスクとは、中国を知らない事を言う。

チャイナリスク。尖閣問題から中国に対してのリスクを重く感じている方々が多いと思います。
私も中国内部から、中国を生で見、活動しておりますが、やはり過剰なスピードで成長しているツケが
徐徐にですが、動き出している感じがしています。

日本と中国、距離で言うと近いのですが、良い悪いを別にして、
全く思考回路が違うアジア人で有ることは感じる部分があります。

中国はトップダウンで政治的にはやりやすいでしょう。
元も世界通貨では有りませんが、世界通貨としては莫大な力を持ってきているのです。
しかし、固定的な為替レートでの貿易不平等の問題も浮上しアメリカと小競り合いをしています。

エジプトのネットからの政権交代から、
中国国内でも、今週、「民主主義」の呼びかけがありましたが、即座に拘束されました。
ハイレベルな軍事ネット規制だと感じております。

上海万博が終わり、大きなイベント、公共事業も無く、高騰しすぎた上海の生活で、最低賃金の低さから出稼ぎ労働者が戻ら無い状況です。
2月で1日の統計ですが、マンション購入者がゼロと言う事態も、もう日常的になるのでは無いかと思っています。

国家的政策で、内陸が好調ではありますが、中国を牽引してきたデルタ地域の異常は本年度から加速するとの
私個人の見解であります。

人件費の安さだけをメリットとしていた、日本企業、外国企業は、デルタ地域からは撤退の嵐となるのでしょう。
残る外資とは、中国内需で展開する企業となります。

この状況を中国国内から見てきました。

歪みが出ているのは確かです。この歪み調整を中国国家が出来るのか。
かなり難しいレベルに来ていると感じています。
14億人の巨大な国家、国民を統制、食べさせる事の難しさ。
富裕層が多いと言いますが、私は逆に、貧乏な方が多いので、富裕層が目立つだけであり、
すべての中国人民が到達することは無く、不満だけが人民に貯まりつつある状況だとも感じています。
(富裕層のことを日本マスコミは大々的に宣伝しまい、中国経済の勉強もせずに安直に来てしまい失敗というパターンが多いと感じています)

内需に向けて販売展開を私はしていますが、
価格は日本よりも超シビアで、価格設定を間違うと全く売れない市場で
有ることを、経験認識しています。

色々なマスコミが、「中国高度成長で日本も同調せよ!」一方「チャイナリスク」
と相反する記事が多いと感じている事だろうと思います。

逆に、「中国と一切付き合うな。」「中国と国交断絶をせよ。」と言う方も多くいますが、
現在の日本経済で今、中国を切ってしまうと、日本企業が回らなくなるのも事実です。

私も中国で長く住みビジネスを経験してきていますが、日本国家で言えば、やはり中国では無く、
親日の諸外国に徐徐に移管展開していく事が、良いのだろうとシミジミ感じています。
現状、工場では材料インフラ、製作機器の問題から、中国をすぐに切ることは出来ません。

まだ、5年は中国に依存しなければならない時期だと思います。
ですので、「チャイナリスク」という前に、自分で中国の真の姿を勉強し、
リスクを回避していく事が大事だと、私個人の見解であります。

私のブログは中国自動車と言うお題で、6年前は「日本から中国に日本の中古車を輸入する」と言うことを書いていましたが、今現在、そんなビジネスは今後、金輪際成立する事はありません。
問い合わせを頂いていますが、相談される方のことを思い「ノーコメント」をさせて頂いております。

現代時代の流れは早いのです。「チャイナリスク」と言っていた頃が懐かしく思う時が来るかもしれません。

そのリスクが、他国に移管していくのが、私には思えてしょうがないのです。


 
 

中国での日本人会話と心境。

中国においては、クリェティブな会話は、皆無の日々ではありますが、
昨日、本日に置いては、ベクトル方向が違う日本人との会話で有りました。

根本的にカルチャー認識が同一の日本人との会話。
なのですが、中国ビジネス認識を経験している方々の会話であり、
私は、中国人ポイで有りますが、日本人として生まれこの会話に賛同出来る
日本人だとして認識できた次第であります。

要するに、中国人を自分の価値観、日本からの情報で否定する人々で会話するのは、
私としては、、賛同出来ない部分でもあり、スキル不十分として認識してしまう傾向があるのです。

中国を非難することは、今の日本情報からして簡単であります。
簡単であるこそ、現地に住んでいる日本人は、その器だけの情報で、前慣れになっている
情報弱者、情報収集能力の弱さの日本人に対して、不満全開で有ります。

もし、日本で、私がこの情報弱者と討論論争をすれば、12時間あれば論破できる自身は座います。
人々の意見を聞き、中国側のデータを蓄積させているからで御座います。

論破するするためには、
マスゴミの情報<中国マスコミの情報<自分が経験<中国で経験を取得している日本人の生の生粋な意見を総合的に判断して、論理立てて討論する情報を分析して伝えることが大事だと考えています。

私は、中国に死ぬまで在中するつもりは有りません。

今までのスキルの中で、ターニングポイントが来れば、今までのビジネススキルを
多国、本国に向け、全開で教示していきたいと考えているのです。

私は、”神風特攻隊”には絶対になりません。
生きる望みを捨てずに最後まで自分自身の信念を全う出来る事を望み、努力し、
「無駄死に」だけは絶対に避けたいと思っています。

無駄死にする前に、今あるテクニックに磨きを掛ける。
この事。「お前は臆病者だ」言われるかもしれませんが、
最後に私は多くの人間を救いたいと思う今日この頃で御座いました。


 
 

上海万博が終わっても、ネット検閲でFC2ブログにアクセス出来ません。

皆様、ご無沙汰しております。
現在、華東、蘇州を拠点にし、上海、無錫で精力的に展開しております。
上海万博が終了し、このブログサーバーFC2の規制が無くなるのかと考えておりましたが、
未だ、アクセス出来ない状況で、VPNを使用しないと書き込みが出来ない状況であります。

エジプトの様な事が起こる可能性から、軍事レベルでネット規制に力を入れているのでありましょう。

中国の生の声を伝えるべくして、ブログを立ち上げていますが、文章を書けない状況というのは、
言論の自由に反していると思っています。

現在は、MIXIで私が体験している中国を書き続けていますが、
ご興味があれば、マイミク申請していただければと思っています。

現状の中国を私なりの感覚で言うと、
中国の経済発展の担い手となっていた外来工(出稼ぎ労働者)、毎年春節を故郷で過ごし、春節休暇明けに東部沿岸部の大都市に再び出稼ぎに行くのがこれまでの外来工の生活パターンだった。報道によると、今年は春節休暇がそろそろ終わるというのに都市部に外来工が戻って来ない深刻な事態になっている。いくつかの要因により、外来工がこれまでのように安い労働力として大都市部で雇用できる時代は終わったようだ。

<留守児童5800万人我慢の限界>
両親が外来工として出稼ぎに行き、内陸部の農村部に残される子供のことを留守児童と呼ぶ。現在国内には推定でおよそ5800万人の留守児童がいると言われるが、そのほとんどが留守児童になって5年となっておりその間両親に会えるのは1年に1回、数日間の春節休暇だけだという。多くは祖父母に育てられるが教育やしつけが十分ではなく、また親と離れている淋しさから心の病にかかる子供も少なくない。この留守児童の教育養育問題は深刻だ。昨今では出稼ぎにでる親もこの問題を深刻に受け止めており、子供を置いて出稼ぎにいくのを望まないという。

<内陸部の発展>
これまで長江デルタ地帯、珠江三角地帯など東部沿岸部での経済発展が続いていたが、最近は内陸部に進出する企業も多くわざわざ遠く離れた都市に出稼ぎに行く必要がなくなってきたという。例えば江西省では省内での雇用が昨年比で14%増となっており必然的に東部沿岸部へ出稼ぎに行く人が減っている。今後も大企業の内陸部移転が加速するとみられ東部沿岸部の外来工不足はさらに深刻化するだろう。労働力確保のためには、出稼ぎに来てもいいと言ってもらえるほどの給与待遇でなければならないという。

<農二代の職業選択>
外来工は農民工とも言い本来は内陸部の農民だ。生活のために出稼ぎにでるが子供のいる外来工の望みは、自分たちの子供には高い教育を受けさせたいということだ。昨今では家が農家でも高等学校、大学に進学する若者が多く、親も本人も親と同じような外来工になることを望まない。金持ちになるには外来工ではだめ、より高学歴を得て就職、起業を夢見る若者のためにここ数年、中国では新設大学や新設学部が爆発的に増えた。結果として外来工は不足し、大学を卒業しても就職難という状況になっている。

大卒が驚異的に増えているが、二流、三流大学卒業ではまったく就職口はないのだ。外来工の親が苦労して学費をねん出して大学へ行かせたのに期待の息子は就職できないでいる。外来工になるしかないがそれなら大卒としての給料が欲しいというのは当然だろう。

私の工場でも同じ事だ。
深刻な人手不足というか、出稼ぎ労働者の売り手市場と変化した。
春節が終わり、工場に大量の面接者が来る。朝の門前100名ほど。
しかし、彼らは、多くの企業の面接を、受けており、賃金が高い方、
仕事が重労働でない職種を選んでいく。
現実に、工場の前に違う工場の求人ペーパーが貼られている。。。
もちろん人間の心理だから仕方が無い。のだが、
世界の工場と君臨していた中国の時代は、今現在一時終了と言うことなのか。

CPI(消費者物価指数)が、この数ヶ月で異常なほどの勢いで上がってきている。
労働者の給料を上げてもらわないと、生活できないと言うのが、真実と考える。
統計値では去年から5%上昇なのだが、トータル的には10%以上上がっているのだろう。
上がりすぎた不動産、家賃。日常食料品の高騰。
蘇州の最低賃金が20%UPされたのだが、CPIを考えると、生活はきつい。

国家政策は、貸し付け金利を上昇させ5.75%。元の引き締めに入っている。
この政策が吉と出るか凶と出るかは、私にはわからないのだが、
今まで、電子マネーを大量に刷ってきたリスクが爆発してきているかもしれない。

今年、中国バブルがはじけるかもしれないと言うか、もう始まっているのかも。
バブルがはじけても、人間は生きなくてはいけないので、成金がお金を無くし、不動産が下がり、基本給与も下がり、また一からやり直すことになるのかもしれない。

と考えると、日本企業は本当は賢いのだとつくづく感心してしまう。(対中国企業)
日本で本社機能を維持し、中国で工場を稼働させ、自国に世界に販売展開をする。
中国企業で、アメリカ、日本、ヨーロッパに進出させている企業は少ない。
今までの外国向け生産しすぎたツケが、今国内システム破壊が雪崩のように、
始まった時期かもしれない。

この結果は、来年度までに現れる。

と言うことなのですが、デルタ地域でのターニングポイントを向かえていると感じています。

世界の工場中国というのは、他国に移り、中国内需で利益を出す時代に変化してくるのだと、
華東地域を回り、実感している現状です。

現在、私は、中国自動車分野の職種では無く、他種の中国内販売に携わっています。
中国自動車分野にも接点が無いわけでは無く、時間があれば、VPN接続では有りますが、
書き込みはしたいと考えています。


 
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