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中国の今

中国の今

変化する中国の今をお伝えします。

 

人間のON、OFFスイッチ。。その間は無いのか!?

人間のON、OFFスイッチ。
人間はデジタルでは無いので、ON、OFFスイッチ機構は完全ではなく、OFFにしたとしても微量で漏電しているのだろう。
よく、中国人と会議するのだが、ON、OFFでその間に、ボリュームみたいなコントローラーが、壊れているのか、錆びて動かないのか、もともと形は有るのだが機能していない。と言う方々が少ないながらいらっしゃいます。

会社運営については、大きなビジョン思想と小さなビジョン実行がありますが、ビジョンの細分化をして、段取りを形成することが非常に不得意な面が良く見受けられるのです。
例えば、大きなビジョンの会議中で、小さなビジョンの繋がらないことを急に論議しだすとか。
小さなビジョンで、今すべきことを後に回して大きなビジョン観点でお話をし始めます。
どれもが、観点がズレマクリ、結論が出ない会議がしばしば行われます。

中国人とは面子という独特のプライドがありますが、間違っていてもそれを変えないと言う歴史があります。理論的に間違っていたとしてもです。
この事は非常に不便性であり、生産向上は全くつながりません。
中国人は面子と胸を張って言いますが、私達日本人の中にも譲れない精神はあるのです。
面子と精神のぶつかり合いが始まります。(もちろん喧嘩では無いですよ)

面子と精神はよく似ている物だとは思いますが、やはり少し違います。
★面子は自分のプライドを一番としている。
★精神は、何かの経験を生かしそれを糧にし自分を磨き、理論でも筋を通せる事。

なんか、こんな違いが有るように感じています。
現実に自分自身も会社の方向性が、間違っているのならば、面子と戦います。
最終的には、エゴの傾向が強い面子は弱くなる方向です。
精神は、それまで人生経験、成功、失敗を力とした純粋なメンタル部分ですので、非常に強いと言う事です。

この部分は、国と文化が違う部分でどうしても交わることが中々出来ない部分です。
会社運営では、自分の面子などは要らないという私の持論。
これをひっさげてしまえば、会社が良い方向に向かうことが出来ないと言う事に繋がるので、工員達の為には、精神を曲げられない状況が続きます。

メンタルを鍛えて、色んな経験を積み修羅場を乗り越えてきた人間は、
面子などは相手にもならいのですが、一度面子が汚されてしまうと、
子供の様に、今度は意固地になる傾向が多いのです。
こうなったときは、精神論では刃が立ちません。。。。。。

と、言う事で、最後には精神論は負けてしまうのでしょうかね。。。

中国 面子 

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コンセプトカー事業設立

コンセプトカーとは?良く耳にする言葉です。
自動車ショーで、メーカーの自動車の方向性を決めて、大衆にピーアールする車の事ですが、量産販売になる車ではありません。
張りぼて車なのです。
しかし、自動車メーカーとすれば、非常に重要な事業部門で、特にこれからの中国自動車企業に取っては、コピー車からの脱皮として、力を入れている部門であります。

heisya.png
建物は、工場エリア1600平米(吹抜け)、事務所エリア100平米(3階)の合計1900平米です。
このサイズの建物が4棟ありますので、将来の拡張性も可能です。


弊社は、CARBON、FRP工場として、メーカーから外装生産の依頼が多くありましたが、やはりどれもが、外装モジュール生産&2台ほどの外装製作で終わってしまう仕事ばかり。
メーカーが、コンセプトカーを生産するのでは無く、関連した下請けが生産をするのですが、やはり経験上この様な類の仕事を経験したことが少ないのです。

私の仕事柄、日本で活躍していたメーカー系の技術者の方々と人脈が有りますので、
今回、中国メーカーにターゲットを絞ったコンセプトーカー製造企業として、事業展開することになりました。
この事業は、CARBON、FRP製造工場も一緒に稼働し、コンセプトカー製作に必要な、レイアウトマシン、NC工作機、CUTマシン、オートクレーブ、3Dデータ処理機器を導入して、一貫性生産と言う方向性で、事業展開していきます。

今現在、工場建設中で、資本もある程度集まり、機材導入も決まっています。

軸になる技術者は、日本人の経験を積んだ”中国に対応出来る変な人?!”と言ったら、本人に怒られますが、しかし中国対応能力は、ずば抜けていますので、安心してお任せできる環境が整いました。

この事業は、別件の電動自動車事業と結びつく要素が多いですので、別会社とはなりますが、かなり前向きなシナジー効果が期待出来ると考えています。

heisya1.png
設備として、定盤サイズが4MX6Mと4MX4Mの各1面。
レイアウトマシン 3台。
NC加工機2台・内装縫製・複合素材加工・研磨・塗装ブースの設備をいたします。

また、協力工場には、加工エリア12Mの7軸NC加工機を初めとして、総数60台のNC加工機を活用可能です。(NC加工のみの受注も可能です)


もちろん、これから稼働するに辺り、多くの問題、時間が必要です。
この事業は、日本企業とのコラボレートが非常に重要なポイントだと思っています。
何回もこのブログで書いていますが、日本の柵に捕らわれない企業同士の結びつきが必要なのです。
中国側は、本当に頑張って資本を集め仕事を取ってきます。
到底、日本人の私ではまねが出来ない事です。
資本収集能力、受注は、やはり現地の中国人に任せるのが一番で、私達日本人は、そのサポートを行い、事業を的確に進めることなのだろうと思っています。
そこには、”日本の独特の柵”、”石橋を叩きすぎて渡れない”と言う、ネガティブな思考は、排除した方が良いと言うことです。

長年に渡り中国で藻掻き苦しみ、光は見えてくるのだろうかと毎日の様に考えていました。
一人の力では何も出来ません。
日本でも、中国でも同じ事だろうと思います。
藻掻き苦しんでも前に進んできたことが、今の現状にたどり着いたのだとも考えられます。
藻掻き苦しんだときには、人間は助けの手を出してくれます。
アプローチは色々有りますがね(笑)

中国自動車事業
 
 

済南電気自動車が欧米市場に参入と弊社の電気自動車事業。

山東宝雅新能源汽車股份有限公司はこのたび、同社電気自動車の国内初披露を行った。自社技術による宝雅電気自動車は、2009年に既に国外の4,800台の受注を獲得している。同社は09年4月までにEUの電気自動車認証を取得し、今後2‐3年で6万台の電気自動車を生産、20億元の販売収入を予定している。

元「軽騎科研」研究員が研究、製作した宝雅電気自動車は、重量が基本型乗用車「QQ」の半分で、最高時速80km、充電所要時間5‐8時間、毎回の充電にかかる費用が約30元、1回の充電で約150kmの航続距離を持つ。1km当たりの動力費用はわずか0.2元で、ガソリン乗用車と比べて大幅な費用低減となる。同モデルの販売価格は3‐3.5万元程度になる見込み。

★150kmの巡航は絶対に無理。

济南市は山東省になるのだが、この地域の内陸になると、環境が悪い。6年ほど前の上海の空気のようだ。
去年から、山東省では、電気自動車の普及に力を入れている。
2008年度には5000台の電動自動車が、導入され山東省を走り回っている。
要は、国、省を上げた優遇政策により電気自動車がスムーズに普及すると言う国の政策だ。第一として山東省から始まった。
この関連で、電気自動車を製作している現地の会社が、ブランドとして、国内海外にお披露目されたのであろうと推測する。
現実に、弊社も電気自動車事業は、進んでいる。
国家の電気自動車普及。省、市の優遇措置を絡めた投資家、銀行からの資金調達が、可能となってきている。
スムーズに進めば3月半ばに資本が下り、新しい電動自動車会社設立となる。
電動自動車の要は、バッテリーである。
価格を抑えなければならないので、lithiumイオンバッテリーも採用するのだが、鉛バッテリーも視野に入れなければ成らない。しかし、この分野は、餅は餅屋で、今まで長年研究してきたバッテリーメーカーとのコラボレート融資となる。
弊社は、シャーシ、外装生産、アセンブリー組み立て技術、各部品の見極めがメインとなるのだが、バッテリーの次に問題な、電動モーター&制御装置となる。
自社開発も視野に入れているのだが、中国で既存の海外向けに生産をしてきたモーター会社も視野に入れて交渉する考えで進めている。

かなり力強いバックアップ連盟が付いてくれているので、この部分は他企業よりもアドバンテージがある。
今回の弊社とバッテリー企業の合同融資は、実に将来的には、中国では確信的な物となると考えている。
日本人側が大きく目標にしている事は、
①価格は50万円以内(中国国内)海外販売価格は、部品など変更点も考え60万円以内に抑える目標。
②モーター、制御装置、バッテリーはレベルの高い商品を使い海外貿易に対応。
③シャーシは、弊社日本人技術車が、5年前に試作をしたシャーシを変更していき、
アルミフレーム、CARBONフレームなど価格に収まる事が可能ならば採用したい。
④大量生産を目標にして工場を整備、設備を増強。

今年度の目標とすれば、上海万博に採用される電動自動車を製造することで、弊社のブランド名を構築することが、一番進める事だろうと考えている。

中国では、まだまだ人民に車が浸透飽和していない状況で、この分野に日本の技術、細部のこだわりを入れていけば、中国国内では、販売が持続する息の長いビジネスになることは間違い無い。
後は、海外向けに基本部分性能を上げておき、諸外国に対応出来る補記類を用意しておけばスムーズに海外貿易対応出来る事を考えている。

底なし不況と言われる中、弊社への風向きは非常に良い状況で、優秀な人材も集まってきている。
電動自動車というのは、100万円以内に作ると言うのは、大手自動車会社では不可能な価格帯。
だから、この部分にあえて参入していく事が、採算が取れる事業となることを予想しているのです。


電動自動車は、世界で開発合戦を競っています。
弊社はまず、4人乗りで中国電気自動車優遇措置に対応出来る小型電気自動車を開発生産する方向で考えています。
現在、EU向けの電気自動車生産の案件も頂いておりますが
今後日本市場での、セカンドカー的な電気自動車の販売を考ている企業様がおられましたら、
弊社にコンタクトしてもらい、共同で開発できればと考えております。

中国電気自動車
 
 

ベンツ、BMW、レクサスの08年中国販売データ

ベンツ、BMW、レクサスの08年中国販売データ

ベンツ、BMW、レクサスが公表した2008年販売データによると、
同ラグジュアリー車3ブランドは、中国市場で約30%増の成長を見せた。
うち、ベンツSクラス、BMW7シリーズ、レクサスGS350の販売量がそれぞれ新記録を樹立した。
上記3ブランドは09年販売にも意欲を見せ、
新技術を用いた個性的なモデルを中国市場へ投入する計画だ。

また同データでは、BMW、MINIブランドの中国販売がプラス成長を続け同期比28%増の
合計6万5,822台、ベンツは中国国内販売が3万8,700台とどちらも記録を更新している。
そのほかレクサスは外部への公表はないものの、
一部のコンサルティング会社データによるナンバープレート登録数によると、
08年レクサス販売は30%増の成長率となっている。


自動車世界不況と言う中、中国は好調のようだ。
なぜなら、自動車が国民に飽和していないからだ。
中国市場を見るなか、経済成長率が続き、人民にある程度車が行き届く迄は、
中国には自動車不況などは御座いません。

1月から、1.6リッター以下のエンジン車には、税制融合措置。
チェリー、ジーリーが絶好調。
中国国産日本勢も、1.6リッター以下にラインナップを広げなければならない状況。

一方電動自動車、ハイブリット車の4人乗りに限り、約5万元の国からの補助金を出すと言う。

中国のマクロコントロール非常に上手いと言う事に繋がる。
日本政府も中国に学ぶべき所。

中国自動車
 
 

上海市の交通警察、不正なハイビームの取り締まり

上海市の交通警察では、
夜間の自動車の不正なハイビームの取り締まりを始めている。
 上海のドライバーには、ハイビームとロービームの区別をしらないドライバーも多く、
中にはより明るいライトを目指して、違法に改造しているケースもあるという。
明るすぎるライトは、対向車に影響を与えるだけでなく、歩行者や自転車にとっても脅威だ。
また、光汚染の問題も上海では深刻だ。
この日、上海市内の延安中路と華山路の角だけで、2時間に40件の違反を取り締まったという。
交通警察では、今後も取り締まりを続けるとしている。

上海だけでは無く、中国全土の9割以上のドライバーが、ハイビーム攻撃を仕掛けてくる。。
本当に、眩しくて目が痛くなるし、安全性も損なわれる。。
6年前初めて上海に来たときに、大手お抱えドライバーが、
常時ハイビームで走行していたのには度肝を抜かれた。
悪気は全く何いようだ。。
6年前は、クラクション規制も無くて、上海市内は、騒音難聴都市なのかと勘違いしたほどだ。
日本で、この様な状況であれば、殴り合いの喧嘩になる可能性もあるのだが、
中国では、全く無い。。。
これが普通であるかのように。
警察が罰金取り締まりを開始して、ようやく正常になる。
中国人のドライバーがハイビームを意識しだすのは、1年ほど掛かるだろうと予想している。

中国自動車
 
 

グローバルな中国企業とは。

本格的に中国も動きだし、弊社も忙しくなってきた。
今週、来週は日本企業アテンドも有るのだが、
明日は、中国企業を3社回る。
① 上海国際モーターショーコンセプトカー作製に付いての技術的打ち合わせ。
② 新事業での、中国国家工業組織との打ち合わせ。サンプル出し。
③ 投資家との顔合わせ、打ち合わせ。
今年進むべき道の重要な会議となる。

果たして、夢を求めそれを現実にするためには何が必要なのか?

私自身は、自分の利益を考えない行動に尽きると思っている。
人生に於いて、夢を追求しお金は2の次で生きて来た自分だが、
今現在、人生の経過地点では、
この判断は自分の人生にとっては良かったのだろうと考えている。

現在、
ハイレベルな経験を積んだ日本人技術者。
若く中国語が堪能な頑張り屋の日本人。
”行動あるのみ”と前進だけ考えている自分。
そして、資本、受注を集める才能有る中国人の方々。

今、この組み合わせは、非常にハイレベルなシナジー効果を生み出している。

”グローバル”という言葉は、良くマスコミで耳にする言葉。
しかし、異国で違う人種が、混じり合い理解する事は非常に難しい。
これを少しでも解決していく方法は、
”お互いに理解する姿勢を継続する事”が出来るかどうかに関わってくる。

一度、気分を害してしまうと、関係を元に戻せないと言う事が有る。
これは、日本人同士でも有る必然的な社会環境。
さらに異国人同士であれば、通訳を通すなどで、誤解も大きくなる。

私は、その関係を総崩れしないように、初めから”喧嘩”をするべきだと思っている。
お互いに言いたいことを言い合う。事を中国行わないと、
自分のモチベーションが、ふらついてくるのだ。
後で大問題になる前に、激論、討論していた方が、両者感情的な問題は無くなる。
もちろん引くべき所も考えないといけない。

この話は、自分の会社でしか通らないのかもしれないが、
今、私がするべき事は、
問題点が出そうな前に、組織に言うべき事を伝えるのが自分の役割なのだと考えている。

中国ビジネス
 
 

昆山工場移転が進む。

春節も終わり、昆山では出稼ぎ労働者が、帰ってきている。
工員が戻り、正常な運営が出来ると一安心している。。。
現在、大きなプロジェクトが進行中。
昆山工場移転が本格的に動き出した。
言っても、昆山市内の話なのだが。。。

弊社での、最大の転換ポイントとなるのだが。
中国国内での資本融資など、私の力ではどうにも出来る事ではない。
弊社は中国人社長。融資、資本家を募りやすい。
と言う事で、春節の間、弊社の総経理が精力的に動き、融資の件を纏め上げてきた。

日本は不景気な状況で、新しいプロジェクトは進めにくいのだが、
まだ中国では、大きなプロジェクトは進行しており、
中国人資本家にとっては積極的に融資投資出来る状況下でもある。

現在、弊社には日本人3名在籍しており、この日本人が在籍していることが、融資投資を受けやすくしている状況でもあった。

私達は、資本家の元に行き、日本人として出来るビジョンを伝える。
この作業を繰り返していた答えが、今、ハッキリと現実になった。

私自身にとって、投資家からの巨額な融資は大変うれしいことであるのだが、
中国人投資家に成果を示すことにプレッシャーも感じている。

正常心をキープし、的確な読み、判断、行動,指示をしなくてはいけない立場に
なったと言う事になる。

これから、6000平米×2の新しい工場の着工になる。
CARBON、FRP製造を基本にしてきた工場が、ものすごいレベルUPをする事になる。
ウン十万元級の機械が多数導入される。
果たして、この機械をスムーズに使いこなし、今あるプロジェクトに対応させられるのか、
本当に不安になっているのも、現在の心境。

中国自動車
 
 

春節を明けて。。

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春節が明け、人々が動き出す時期となる。
農家では、家族の為に帰省をし、また家族の為に働きに都会に出て行く。
こうした、光景が繰り返される日は続くのか。
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都会人にとってはもう古くさい光景だと映る。
しかし、何か考え深い事だとも感じる。
人間は、夢、欲望を切磋琢磨と繰り返し、最後に残る物は何なんだろうか。
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都会で育った人間は、田舎暮らしには戻れないのが多数だろう。
私もその中の一人ではある。
なぜ、田舎暮らしに戻れないのだろう。
やはり、労働に対する報酬が比例しない事が、かなりのウエイトを占めるのでは無いか。
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春節を終え、都会に戻る人々の光景を目にする。
しかし、現在不況の影響で、出稼ぎが2000万人以上雇用されない資料もある。
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中国にも、労働法は有るがこれは、都会人に対応するだけの法。
出稼ぎ労働者には、何一つ、適応されないのであろう。
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人口が莫大な中国に取って、普通の知識、才能だけでは、
この中国の競争に打ち勝つ事は、ごくごく少数なのではないかと思っている。

中国自動車
 
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