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中国の今

中国の今

変化する中国の今をお伝えします。

 

2008 中国自動車事情 マツダ

【業界の動向】
一汽轎車:2.9億元を投じてマツダMPVを生産

「一汽轎車股份有限公司」(以下、一汽轎車)は22日、2008年上半期の決算報告を発表した。
同期の純利益は前年同期比206%増と好調。
マツダの2ブランドが大幅増益に貢献した。

同社は上半期、マツダとの協力関係を強化。
新型「マツダ6」が年末に発売される他、同社は2億9,000万元を投じて、
マツダMPVプロジェクトを実施する。
生産ラインを改良し、2009年にMPVの生産能力2万台を確保する。

マツダの2010年までの中期計画「マツダ アドバンスメント プラン」によると、
マツダは2010年までに世界での小売台数160万台以上、
中国での販売台数30万台を実現したいとしている。
マツダはまた長安マツダの販売計画で、
一汽マツダと長安マツダの販売台数をそれぞれ15万台に設定。
しかし、創立からわずか1年の長安マツダの販売は思わしくなく、
「マツダ3」と「マツダ2」はいずれも販売計画を大きく下回り、
月間販売は2,000−3,000台に留まっている。
長安マツダは2008年の販売目標を11万台としているが、実現はかなり難しい。

業界筋は、「長安マツダの販売不振を受けて、マツダは一汽マツダに力を入れつつあるようだ。絶えず新車を投入すると同時に、マツダと一汽はずっと合弁交渉を続けている」と指摘している。

中国では、トヨタもホンダも販売チャンネルを2つ持っている。
中国は広大なので、チャンネルが2つほどいるのだろうし、合弁で展開して行かなくてはいけないので、分ける方がリスク回避になるのだろうか。
マツダに関しては、アテンザ「M6」は非常に人気が出た。販売店も多く地域に根付いている。
一方、長安マツダは、長安フォードとの関係で、フォードが中国で力を注いでいるので、長安としては、フォードの方に力を入れているのでは無いかとも思ってしまう。
日本では人気が無いマツダだが、中国では売れているが、やはり販売チャンネル差で、この様な差が出てしまう。


【自動車市場】
広州汽車:「カムリ」シャシ利用で自主ブランドのコスト削減

4年間の合弁を経て、「広州汽車工業集団有限公司」(以下広州汽車)とトヨタのパートナーシップに新たな進展があった。「カムリ」のシャシを利用し、広州汽車が自主ブランド乗用車を開発する。既にイタリアのデザイン会社に委託しイタリアで密かに研究、開発を進めている。2009年6〜7月に試作車の開発に着手する予定で、この全く新しいモデルが広州汽車の代表として中高級自主ブランド乗用車市場に進出することは疑う余地も無い。

「カムリ」のシャシを利用した背景には、開発日程の短縮とコストの削減が可能であり、「カムリ」が中国市場で非常に販売が好調なことが挙げられる。

広州汽車は3年前に、既存の自主ブランドの向上、全く新しく、自ら知的所有権を所有するブランドと生産プラットフォーム、?合弁企業の自主ブランドを獲得、?自動車産業の構造変化の機会を利用し自主ブランドを確立――という4つの自主研究開発と自主ブランドの戦略構想を立てていた。

広州汽車初の自主ブランドモデルは2.0リットルから2.5リットルの間の中高級乗用車になると予想される。「カムリ」のシャシを利用することにより、何千万元もの設計費、試験費を削減できる。


中国での「カムリ」爆発的ヒット。中国戦略的にはトヨタブランドを確立させた車両になる。
なぜ、これまで売れたのかは、中国道路完全仕様。販売価格帯に敵対車種がいない。
セダン文化が根付く中国。性能対価格比率。デザイン性。
トヨタ的には、カムリの技術情報は償却されているので、
合弁先に、渡しても問題は無いのであろうと思う。

中国車



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上海交通警察は、サイバー警察。ものすごい取り締まり。。。の行く末。

上海の交通警察。至る所にカメラが設置してある。
私は中国で免許を持っていないので、日本のNシステムみたいなものが沢山有るよなぁと
としか思わなかったが、これが究極の恐ろしく怖いシステムなのだ。

そのシステムの罠に填ったのが、中国の達人。
SFE貿易の小谷氏。SFE貿易小谷学 中国ビジネス奮闘記
中国の達人でも、回避出来ない、この極悪システムとは。
小谷氏と昆山カーボン工場に行く途中、交差する高速道路の行きたい方向のインターが工事をしており、それも行きたい方向を封鎖しているのだ。
仕方なく次のインターで降り、地道を走る羽目になった。
そこまでは、まぁ仕方ない。
中国道路事情と言う物だ。

上海市から、他市に変わる地点に、高速道路の料金所みたいな所が見えてきた。
これ地道なのに何で料金所あるのかなと思っていた瞬間。

私達の車両が”こっちこい”と呼ばれてしまった。何が何か分らず。。。。

小谷さんは流暢な中国語で、
@なんでっしゃろ??@
交通局のオヤジ:「貴方の車は違反しております。罰金を払ってもらわないと上海市からでれませんので、あちらの罰金回収事務所で支払ってください」
中国達人小谷氏:「あほな事、言うたらあきまへんで。ここまで来る途中は違反なんぞしておりまへんがな。」
交通局のオヤジ:「いやいや、あの電光掲示板みてください。貴方の車のナンバー掲示されているでしょ。上海市内で違反されているのは確かですよ。はい、あちらで支払ってください」
中国達人小谷氏:「はあ??まあええわ。罰金回収事務所に行ってみるわ」

トコトコ。トコトコ。20歩で罰金回収所到着。

高飛車罰金徴収ねえちゃん:「200元」
中国達人小谷氏:「いやいや、何言うてまんねん。違反した覚えないし。。。何の違反したのよ。」
高飛車罰金徴収ねえちゃん:「ほりゃ!この画像!貴方の車とナンバー写っているでしょ。
はい。200元。」
中国達人小谷氏:「あほも休み休みにしなはれ。車とナンバーは写っているが、顔が写っていないやん。」
高飛車罰金徴収ねえちゃん:「いやいや、上海市内で違反し罰金支払っていないのは上海市内からでれません。他人が運転していて違反しててもです!」
中国達人小谷氏:「なんと!こ、ここれは。。。うちの会社の中国人運転手の仕業や!!」
ここで、考える。。。。めんどくさい。
中国達人小谷氏:「はい。200元。上海の道をこれで綺麗にしてくだはれ」
高飛車罰金徴収ねえちゃん:免許書拝見。「小谷 学。。。変な名前!!」
中国達人小谷氏:「何が変な名前や!日本人や!失礼な」
高飛車罰金徴収ねえちゃん:「こらまた失礼いたしましたぁ」

と、コメディータッチにお送りいたしましたが、これ実話です。。。

このシステム日本以上に怖い。恐ろしい。
罰金をその場で払わないと市外に出られない。
究極の罰金料金回収システム。
あの恐ろしい上海市内のカメラ数は罰金を回収して、2年後開催される上海万博の道路整備に使われるのであろうか。。。

この状況を目の当たりし、中国の運転も気が抜けないと言う事を知ったのであった。

本当に気の毒なのは、他人の罪を被さられ、中国人に間違われ、自分の名前を変な名前と言われた。
中国の達人 SFE貿易小谷氏だ。

究極の達人でもあのサイバー警察には太刀打ち出来ない。うーーんなんと恐ろしや。

中国車
 
 

2008年10月から車両規定変更。エアロ、サスペンション、車体カラー変更が出来る。

sc011019.png
QQ 目元のつけまつげがポイントだ!

今年10月1日から、車両規定改訂(以下の略称の“新しい規則”)を実施する事になった。
不正改造をひたかくしてた(ステッカー、爆音で目立ちすぎるのだが)カーオーナーは、
正式に改造車を公道で走らせる事ができる。

新しい規則の中で、車体カラー、エンジン、サスペンションなど交換後に改造登録に行くことができる。
この新しい規則までは、全ての部品をノーマルにも戻し車検を受けていた。

新しい規則の第十条の規定は、すでに登録した車は下記の状況の1つ以上有るのならば、
カーオーナーは登録車の管理所に車を持ち込み、改造登録を変更することを申請する事になる。
:車体カラー変更
;エンジンを替える
;エアロなど外装品装着。
08年10月以降は、改造許可申請をすれば良いと言うことになる。
専門家は、新しい規定はスムーズに自動車改造の発展を推進すると表している。

sc22021.png
吉利美人 後ろから見ればスープラ。でもこのエアロはガンダムライン。けして車両の名前”美人”ではない。

内容は、手続き簡略化し緩めるが、しかし自動車に対してノーマル部品と改造部品に対しての厳しい要求を求める。特に車のエンジン、サスペンション、車対しての部品の安全基準技術に合格証明を提出する事で、合法車両と認められる。
<翻訳>326

sc01022.png
奇瑞 これはものすごく痛い。。。痛すぎるぜぇ! 中国痛車かっこわるい大賞、70年代ラリー部門で総合重傷

平たく言えば、粗悪な部品で改造では無く、部品強度など証明書があれば、陸運管理局に行けば、なんやかんやは,言われると思うが、認められれば、合法車として公道を走れるようになるという改正。

私達の様な業界からすれば有りがたい話。
2年前”改造ブーム”が上海に巻き起こっていたが、
公安が力を入れて検挙にはいり、上海では改造車を見なくなってしまった。
罰金1000元で罰金の中では非常に高い。車は没収されることが多い。
それで、改造車がこの2年非常に少なくなっていた。
日本で言えば、公認車検みたいな物だろう。。

元来、改造好きの中国人。合法で公道を公安に捕まらず走れるのならば、
また”第2次改造車”ブームが訪れるかもしれない。
仕事柄、この件は非常に嬉しいことだ。

この、改正が変わる前、8月、9月は公安が金集めで、
不正改造車を見つけ次第停車させ、罰金集金業務を強化している。

中国 改造 チューニング

 
 

上海から西50Kmの昆山市と言うとこってどんなとこ?!

私は上海に住んで1年、大連1年半、又上海に戻り1年半・
合計4年間中国を見てきたんですが、私が副総経理に就任したカーボン工場は、
上海の西50kmの所に有ります。高速で混んでいなければ45分です。
factory
当社カーボン工場が入居している工場団地

私が免許を持っていれば、多分、混んでいなければ20分位の位置にあります。
この昆山は、現在非常に綺麗、街の都市設備が整っています。
信号の作り方、道路の作り方、歩道の作り方など、細部を見てみると、
他の地域とは違うような感じがします。

昆山は、10年前から工場誘致が進み、30万人の台湾人が住んでいます。
上海市で日本人が8万人ですから、この都市の規模で30万人はものすごい台湾人です。
台湾人は日本人と歴史的に経済協力などで仲が良くどちらも感情的な問題がそんなに出るとは少ないとは思います。
日本人にとってもある程度、極端な変化をしなくてもこの都市対応出来るのだろうと思っています。
工業製造がメインの都市です。
外国企業を誘致して、昆山市は財政にはゆとりが有るような感じがしました。
特に思ったのは、交通量も少ないのですが、交通マナーがよいと言う事。
あまり無謀な運転は見なかったです。緑木の配置も上手い。
この都市基本設計は、誰が担当したんでしょうね。それは分りません。

上海発南京行きの新幹線に乗ると17分で到着。
今後上海万博までに鉄道が開設され、3分ごとに列車を走らせるそうです。
興味があったので、この地域で100平米ほどのマンションで2800元 
70平米で2000元 50平米で1500元 それも築浅し。

物価がこれほど上海とは違う。。。
車があればベットタウンには最高の場所かもと思いました。
新築で1平米辺り、昆山で4000元。大連市内で8000元 。上海市内で16000元。
DSC_0290.jpg
この地域は、水郷地域、船でも移動できます。ジェットスキーがあれば楽しく遊べます。蟹釣りも出来るのでは無いかと!!
昆山。実は上海蟹のメッカ。この税収も多いのだろうか。

この度、折角、副総経理になったので、Zビザにして、自動車免許を取って、自動車を購入出来る用になれば、家賃2500元ほどのマンションを借りて上海に通勤しようかと思うことも脳裏に浮かんでは消える。
上海都市部にいないとやはり営業部分で弱くなるのは確か。
lojya.jpg路地に入ればこんな建物もまだ有ります。

上海市内まで50KMなので、営業的な仕事で上海に行くのは全く問題はない。
昔は、峠、環状、サーキットを全開で走っているので、この中国人のスピードレンジならば、ターボチューンをして、ブーストコントローラー1,2K設定、デューティー値を上げてResponse仕様で、ロールセンター補正、サスペンション、バネをしなやかなベステックスかSWIFTに変更、ショックの減衰力中国仕様(もう、頭の中では完成しています)
スタビライザー、ブレーキをレース用PADをチョイスしておけば、快適にスクランブルモードで走れるような気がしているがのですがね。

まあ、夢なんですがね、R35GTR左ハンドルのフルチューンを中国で乗ってみたいのが私の今の夢ですね。

昆山にこれから縁がありますので、利益を上げて、”ペンペン”を今は目標にしておこう!
ぺんぺん3万9千元。

中国 昆山
 
 

2008年7月中国国内自動車車種別販売台数

これは、2008年7月中国国内自動車車種別販売台数。
中国語なので、わかりにくとは思われるますが、情報として明記しておきます。

5万元以下(日本円では、80万円以下)の車両で、私個人的に非常に驚いたのは、
SFE貿易の小谷氏がこの自動車が発売された同時に、一押し二押ししている車両が
販売台数TOP3にランクイン。

NO1「奔奔」”ペンペン”ものすごいネーミングだが・・
20071120171952634725376.jpg

NO3「小貴族」”シャオ グイ ズー”
20071205212429043490377.jpg

を、ずばり当てていることだった。SFE貿易の小谷氏は本当に凄い中国人(笑)だ。日本人でした。
発売と同時に小谷氏から電話がかかり、4S店に見に行かないかと誘われて一緒に見に行った車だった。私もこれを見て、非常に良くデザイン、コンセプトは出来ていると思い、エンジンルーム、細部に渡りのぞき込んで車両を観察してみた。4S店販売員が嫌がるくらいに細部を観察したが、
部品が真朋なのだ。。。良くできていると言うか、普通なのだ。

これなら、日本の軽四位のレベルに近くなっている。
例を挙げると、二代目ワゴンR位。
まあ、このレベルなら庶民の中国人にはお手頃。
この感覚を鋭く分析できている、SFE貿易の小谷氏は凄いなと本日この調査で再確認した。
これからも、一緒に中国車の出来の良い車両を発見しようと思う。
日本で車を見てるよりも、相当面白い。


5万元以下点击排行
1 奔奔 71800 --
2 路宝节油π 63862 ↓
3 小贵族 51289 ↓
4 QQ3 48625 ↓
5 豪情 46141 ↓
6 QQ6 22318 ↓
7 奥拓 20527 ↓
8 夏利 19996 ↑
9 精灵 19087 ↑
10 福莱尔 14470 ↓

5-10万元点击排行
1 MG 3SW 174787 --
2 飞度 117133 --
3 捷达 90610 --
4 标致206 79774 --
5 A1 70585 --
6 爱丽舍 38878 ↓
7 金刚 33658 ↑
8 Mazda2 32281 --
9 雨燕 28654 --
10 520 26206 ↑

10-15万点击排行
1 骏捷 87262 --
2 宝来 80791 --
3 标致307 65797 ↑
4 凯越 64834 ↓
5 景程 63520 ↓
6 伊兰特 48670 ↑
7 F3 41758 ↑
8 骊威 37429 --
9 威驰 35287 --
10 POLO 30067 --

15-20万元点击排行
1 荣威550 142189 --
2 卡罗拉 57697 ↓
3 明锐 53980 ↑
4 思域 50596 ↑
5 Mazda6 45556 --
6 速腾 23596 ↑
7 凯旋 22867 ↑
8 Mazda3 22507 ↑
9 轩逸 21670 ↑
10 奔腾 18583 ↑

20-30万元点击排行
1 凯美瑞 103192 --
2 雅阁 78271 --
3天籁 70270 ↑
4 迈腾 57022 ↑
5 锐志 50857 ↑
6 PASSAT领驭 32983 ↓
7 CR-V 28195 --
8 帕杰罗速跑 26827 --
9 君越 26089 --
10 MG名爵7系 25567 ↑

30-50万元点击排行
1 奥迪A4 63556 --
2 牧马人 55627 ↑
3 皇冠 48355 ↓
4 宝马3系 42478 ↑
5 奥迪A6 39679 ↓
6 奔驰C级 21472 ↑
7 MINI 19690 ↓
8 克莱斯勒300C 15856 ↑
9 标致407 15352 ↓
10 RAV4 15172 ↑

50万元以上点击排行
1 奥迪A5 65734 --
2 奥迪A6L 65257 ↓
3 宝马X6 60442 --
4卡宴 58057 ↑
5 辉腾 55060 ↓
6 911 41434 ↑
7 奥迪A8 40471 ↓
8 宝马5系 37204 ↓
9 350Z 25324 ↓
10 C6系列 25153 --

中国車
 
 

2008年8月中国自動車事情

【業界の動向】
ボルボ中国:高級車路線を堅持

「ボルボの乗用車部門を傘下に置く米フォードが、ボルボの経営戦略をこれまでの高級車からファミリーカー路線に変更することで、急激に変化する市場の需要に対応するだろう」と海外メディアは伝えたが、「ボルボ中国投資有限公司」(以下、ボルボ中国)はこれを否定した。

財務状況の思わしくないフォードは傘下の高級車「アストンマーチン」「ジャガー」「ランドローバー」を相次いで売却し、残るはボルボだけとなっているが、2008年第1四半期(1月−3月期)の売上は07年の46億ドルから42億ドルに減少し、ボルボブランドの販売業績も思わしくない状況となっている。

ボルボの売却がフォード救済の最良策と考えられており、上海汽車、東風汽車、広州汽車、奇瑞汽車など多くの中国自動車メーカーがその売却先として名乗りを上げていると伝えられている。

様々な噂に対して「フォード汽車(中国)有限公司」(以下、フォード中国)の許国テイ*副総経理は「フォードにはボルボを売却する計画は無いとはっきりと言える。マツダやフォードなどの5大ブランドにはそんな考えはない。ボルボを売却することで急場をしのぐなど絶対にない」と述べた。

フォードの世界市場における業績は芳しくはないが、中国市場は好調である。フォード中国のデーターによると、08年上半期のフォード傘下ブランド車の販売台数は17万2,411台(前年同期比21%増)に達し、中国国内の乗用車伸び率より7ポイント上回っている。ボルボ中国は、中国における発展計画は売却や路線変更などの噂による影響はなく、高級豪華車路線は今後も変わることはないとした。

現在「ボルボS80」の国産化が推し進められているが、業界関係者はボルボのフラッグシップである「ボルボS80」の国産化は、ボルボの中国高級車市場への本格的な進出を意味していると考えている。しかしながら、現在「アウディA6L」、「BMW5シリーズ」「ベンツEクラス」が独占しているハイクラス乗用車市場に乗り込むことは非常に難しいと考えられる。


ボロボは、去年から中国市場に力を入れている。ボルボは公共バスのディーゼルバス、トラックがシェアが多かった。その影響かブランド力か、中国では案外早く「ボルボ」のセダンが売れている。
しかし、ボルボの魅力は、ステーションワゴン。このタイプは中国では無い。
まあ、ボロボなので、3年後の夏、灼熱上海では故障する車両が多く発生するのでは無いかと、
私個人は思っている。


アウディ:認定中古車制度を導入 四川

アウディの西部地区担当部門は24日、一汽VWアウディ事業部の認可を受けて、成都三和アウディ、四川華星名仕アウディが8月中にも、認定中古車制度(AAA/Audi Approved Automobile System)が展開すると発表した。中古車の「買い替え、販売、認証」業務を一体化させ、ブランド中古車を対象にした全面的なサービスを展開する高級自動車ブランドは、中国ではアウディが初めて。

認定中古車制度は、アウディ正規ディーラーが厳選した良質のアウディ中古車を、中国全土のユーザーに提供するための制度。中古車ユーザーは正規メンテナンスノートなど正確な記録を入手でき、車両について偽りのない情報を得ることができる。また、アウディ認定中古車は全て、セキュリティシステム、エンジン、トランスミッション、サスペンションシステムなど、110項目におよび精密な技術点検を実施。アウディ認定中古車のユーザーは365日24時間緊急サポートサービス、修理保証、インテリア整備など12のサービスを受けることができる。

この手のサービスは中国では有効なのかもしれない。4S店「ディーラー」で良質の中古を販売するのは、日本のヤナセに本質的には似ている。
しかし、値段が高いとは思われるので、中古車を価値観を認識していない中国人に受け入れられるのはもう少し時間が掛かる。
走行距離の少ない車両、無事故車を探し出し確保するのは非常に困難。
ブロカーとの値段の格差もある。
如何に、4S店の中古車が良くメンテナンスされている状況を中国人にアピールするサービスを本腰を入れて考えなければならないだろう。。。

中国車

 
 

上海洪水 100年以来の暴風雷オヤジ襲来だって。

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25日明け方6時、暴雨は落雷と共に。
上海中心の市街区域を奇襲、現地気象台の洪水を防ぐ管理局は、災害性警報発令。
8時まで、降雨量は徐匯田林地区では、143ミリメートル、
7時~8時の1時間降雨量は117ミリメートルに達しする。
この100年間の記録以上の暴雨標準を上回った。
盧湾、長寧、黄浦、普陀、浦東、楊浦、閘北など地域の降雨量50ミリメートルの暴雨標準を上回った。
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降雨量が集中するため、上海市の毎時間27~36ミリメートルの排水する能力を超え、全市の60数本(項)の道路の地面に吹き出したはの10~20センチメートル以上、百数戸の民家は5~10センチメートトル床下浸水。
中環呉中路、衡山路、祁連山路などでは立体交差橋の地面にたまった水が、深刻で閉鎖的な状況だった。
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降雨警報がを発動した後に、上海市政府が指導する全市の各級洪水防災機関に対し全力で地面にたまった水を処理することを組織するように対応命令を出した。
暴雨都市の運行に対する影響を軽減する為、全市はそれぞれ洪水を防いで排水する揚水ポンプ・ステーションは全速力で駆動させ、600数名の排水従業員緊急に、街へ出動し見回りを開始、マンホールを取り除き、急速排水作業を進めた。
12543391.jpg

この上海は水はけが非常に悪い都市。下水動の管が細いのだろう。
ちょっと大雨が降ると、いつでも水が溢れかえってくる。
しかし、今日の暴雨風雨はすごかった。
雷が2000発ほど家の回りにドンドン落ちてきて、爆竹のようだった。
朝6時雷の量が多いので、うちのわんこも起きて、驚いていた。
3時間後9時、天井から水が漏れている。。。。上の階に行って
「水漏れしててるんだけど。水使っていない??」
と聞いて部屋に入ったんだけど,別に問題なし。
実は、コンクリートから水がしみ込み、ポタポタとしみ出したわけだ。
久しぶりにドリフのコントをしてしまった。。。。

うーーんかなわん。。。うちのわんこも”かなわんワン!”と言っているような顔つきだった。

中国自動車




 
 

スカイライン RB20,25 Carbon Engine Cam Cover完成

RB20,25cam2

RB20,25 カーボンエンジンカムカバー完成しました。
職人がバフで磨き終わりましたので、完成品をUPします。
最後の磨きの行程が時間が掛かります。
裏側の画像もUPしておきますが、綺麗に出来たと思っています。
RB20,25cam1

今回は普通のウェットカーボン(CFRP)で製作しましたが、
次回は、もっと軽くするために真空製法で製作したいと、モジュールを改造しています。

これに、格好いいエンブレムを貼ると、もっとゴージャスに見えると思います!
RB20,25cam

次回のカーボンカムカバーシリーズは、ランエボ4G63、インプレッサを製作したいと思っています。

上海カーボン工場「INSIGHTS」

中国 カーボン 生産
 
 

ロードスターNA6C NA8C カーボンハードトップ

rodostar.jpg
ロードスターNA6C、NA8C カーボンハードトップのご紹介です。
一番古い型のユーノスロードスターのカーボンハードトップです。
私もこの車は大好きで、NA6C、NA8Cはどちらも乗っていました。
最高に曲がる車で楽しかったですね。シビックよりも曲がります。

しかし、幌がボロボロになるので、”みすぼらしい”と言うのも現実の問題でした。
前期は特に、アクリルがボロボロに砕け散り、水漏れ全開になるし。。。
サーキット走行の時は、ロールゲージを入れないと幌では心許ないし。。。
純正ハードトップは重たいし。。。
その時にカーボンハードトップが欲しいなぁと思っていましたので、製作してみました。

何十年越しに製作出来たのでしょうか(笑)

普段も使えるように、特注のガラスを曲げで、熱線も入れたバージョンも有ります。
もちろん軽量の為の、アクリルガラスバージョンも御座います。

究極の一品として、ご紹介いたしました!!
次は、S2000製作しようかなぁ。

ご注文は、このブログ下記のCommentからお願いいたします。
※尚この商材は、大きさが御座いますので、船コンテナ混載便となります。
オーダーは5セットからになりますが、ショップオリジナルとしてご使用して頂ければ幸いです。

上海カーボン工場「INSIGHTS」

中国 カーボン 工場
 
 

スカイラインR32R33 RB20,25 カーボンエンジンカムカバー制作中

スカイラインR32R33 RB20,25 カーボンエンジンカムカバー制作中
rb2025cam.jpg
現在、スカイラインR32R33 RB20,25 カーボンエンジンカムカバー制作中です。
磨きの段階の製造過程ですが、これから職人が丁寧に磨き、
クリア塗装するとカーボンが浮き出てきます。
イージーグラフィックなど比では無い光沢、立体感、出るのです。
3Dイージーグラフィックのパネルは以前から取り扱っていますが、
やはり本物のカーボンは違います。

ちなみに、ヤフオクで沢山販売している
3Dパネルキットは、特に多いのがハイエース&アルファード
車種にも寄りますが、こちらの商品は9800円で納品できます。
数は20セットからですが。。。

話がそれましたが、
エンジンルーム内ですので、強度も要りますし、エンジンルームは熱いですから!!
本物が良いですよね!
カーボンエンジンカムカバーは格好良いですしね。
エンジンルームを開けたときに、一番目立つ部分ですので、最大のポイントかと!

本当はRB26が製作したかったんですが、中国でRB26DETのカムカバーを調達出来なかったので、
先にRB20.25を作って見ました。
これから、エンジンカムカバーシリーズ充実させたいと思っていますので、是非ご注文くださいませ。
無い種類場合は、純正エンジンカバーを送付してもらえば、そこから製造できます。


1個の注文は高くはなりますが、SAMPLE商材として品質を確かめたいと思っている業者様、
ご連絡ください。上海より直送いたします!

ご注文は、このブログ下記のCommentからお願いいたします。

中国カーボン工場 INSIGHTS

中国カーボン工場

 
 

上海カーボン工場展開いたします

mr2.jpg
本日は、私事の報告なのですが、カーボン製品専用工場の副総経理のポジションで展開していきます。
もちろん、副総経理のポジションを受けたのは、理由があります。
①中国人総経理が日本に留学経験があり、日本の文化を理解していること。
②技術を追求する志を持っていること。値段を度返ししても、技術のUPを計る。
③工員が中国の各地方のエリートをヘッドハントしていて、基本技術レベルが高いこと。
④自動車だけではなく、他の商材にドライカーボンで製造の夢を実現すること。
⑤中国国内販売に力を注ぐ方針。
以上が、私がポジションを受けた理由です。

その他の最大の理由は、中国から世界に商品を飛ばす、貿易ノウハウを持つ、
SFE貿易 小谷学氏が、コラボレートで事業に協力してもらえることが最大のポイントでした。
小谷氏は、中国上海に精通しており、本業の貿易業、コンサルト業、現在は、東京、上海で
セミナーの講師をなされている、中国の達人です。
元々、小谷氏は改造車が大好きでしたので、以前から休みの日には、中国のローカル自動車屋に
遊びに連れて行ってもらっていました。
ですから、求めている方向性がよく似ていると言う事で、理解して頂きました。
小谷学の中国ビジネス奮闘記

話をカーボン工場に戻しますが、
現在の販売先は、イギリス、オーストラリア市場がメインですが、日本と中国国内販売展開に力を入れていきたいと考えております。

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飛行機、自動車部品、レース部品、スポーツ用品など、カーボン繊維を使用していますが、現在私の工場では、ウェットカーボン(carbon FRP)がメインとなっています。
現在、カーボン繊維の特製を100㌫生かした、ドライカーボン製品を製作したいと考えています。
ドライカーボンは、熱を入れると、強度が上がりますし、無駄な物が取れて、軽量です。
釜に商材を入れて熱を入れるか、moduleに直接熱を入れる製法で対応します。
現在、ドライカーボンの商品テスト段階ですので、商品化は少し時間が掛かるとは思いますが、サーフボード、ラケット、ジェットスキーパーツ、バイクパーツ、キャンピングカー、自転車のフレームなど、コアな商材のOEM生産受注をお受けしたいと考えております。ご興味がある方、お気軽にご連絡ください。

現在、自動車部品のカーボン商材が有りますので、日本向けに輸出を考えております。
今後このブログで、色々な商材をご紹介いたします。

100SetほどのOEM生産も受け付けておりますので、日本でアイデアを形に出来なかった企業様に、小ロッドで対応出来るようなシステムを整えたいと考えて下ります。
生産型も小ロッドに適合させ、安価に製作いたします。

輸送関係:コンテナの混載、インボイス作成、貿易手配は、私の友人且つ上海の達人 
「SFE貿易」小谷氏にお願いしておりますので、スムーズに日本に輸出できるシステムを整えています。
SFE貿易

今まで考えていた品質の良い商材を小ロッドで対応出来る中国製品を作りたい。
と言う事が、カーボン商材では有りますが、現実になりうれしく思っております。

工員達は中国の各地方で優秀な職人をヘッドハンティングして、レベルの高い商材生産の体制を整えています。まだまだ日本の職人から手ほどきは必要だと思っていますが、中国の工員達が、これから先カーボン職人として世界で認められるように、会社として教育の責任があると言う事を肝に銘じております。

これからは、自動車部品だけでは無く、他分野の商材を製産したいと考えております。
中国生産では御座いますが、日本品質のMaidInChinaとして展開を努力していきたいと思っております。

中国 上海 カーボン 工場
 
 

中国 日本人ビジネス最前線

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小谷学の中国ビジネス奮闘記

SFE貿易の小谷氏と良く話し勉強させてもらっているのですが、
世界の経済を支えているのも自動車も少なからずあると思っています。

中国も発展途上国から経済大国に変化してきて、自動車の販売台数も世界第2位になりました。
北京五輪のメダルと同じく、アメリカを抜くのも後数年です。
この現状を見てみると、日本では中国の自動車情報が少ないと思っております。
漢字で全て記載されているので、慣れるまで何が何の車種がさっぱり分りません。
この事が、中国自動車の情報の妨げにも成っていることだろうと思っています。
今後は、このコアな情報を、SFE貿易の小谷氏共に、有益な情報をお伝えしたいと考えております。
お楽しみにしておいて下さい。

今現在、挙って中国市場に中小企業が参入してきています。
資本金300万円~500万円が最も多いのだろうと感じていますが、私もその位で中国にやってきましたが、当初の2年でスッカラカンに成ってしまいました。
ある程度、日本で最先端の車情報を中国で投下出来るだろうと考えていましたが、
その考え方は甘かったのでしょう。
今現在思うことは、”郷には入れば郷に従え”と言う事を忘れていたようにと感じています。
専門的な技術を日本で持っていても、中国国内で日本企業が展開するためには、広告費をある程度の年数を耐えれる資本を持って、辛抱強く広報していかなければならいと言う事です。
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中国本田新FIT

自動車メーカーは世界で絶大な広告費を使っていますので、ブランドが浸透しやすいのですが、一方ブランドがない中小企業は、どうしても資本が賭けられなくて中国市場から撤退する事になります。
中国人に販売する事は、コアな世界だけで認められているブランドでは直ぐには販売には繋がらないと言う事です。
ここで、我慢して資本広告を投下出来るどうかが、最大のポイントなのかもしれません。

今私は、中国国内販売も展開していますし、中国カーボン工場の商材を日本に販売する事を実行しています。極限での選択ですが、これまでに無駄にしてきたお金を生きたお金に変換するために、2つの大きな流れで進めています。
今やれることは、中国の力を生かすと言う事。中国人の力を借りること。そして、私が生まれ育ち日本人としての感覚から中国を理解した今までの経験で日本側に力を投下したいと言う事です。

もちろん一人では出来ません。
立派な考え方の中国人&中国を肌で体験経験してきた日本人の実力者の力を借りなければ、
この大きな市場では成功することは難しいのです。
しかし、この中国は、しがらみがありません。それは日本人、外人だからです。
この事が私に取って非常にメンタル部分が楽にビジネスを展開できると言う事が、
私が中国で戦っている戦略です。

中国ビジネス奮戦記
 
 

20万ヒット!有り難う御座います

20万ヒット有り難う御座います。
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去年の10月に10万ヒットから、約10ヶ月で20万ヒット出来ました。
こんなに、20万ヒット到達できるのを驚いています。
北京5輪も開催されましたが、ますます中国の経済がどの様な方向に行くのか、予測が難しいですが、中国から自動車を通じて、今後の中国の付く末、普段の生活などの情報をお伝え出来ればと思っております。

現在、上海に在中して活動しております。
2010年には上海万博が控えており、街は地下鉄工事などインフラを充実させています。
しかし、上海万博を待たずに、株価下落、不動産下落しているのも事実です。
中国の一般庶民も、物価が上がり生活しにくくなっているのは現実。
これから、中国はどの様に変化していくのかが楽しみでもあり不安でもあります。

10万ヒット時点の自分より、20万ヒットした今の自分は、中国の神髄が分ってきた様にも感じています。
30万ヒットに向け、中国でスムーズに展開出来る事を自分に戒めて、継続掲載していたいと考えております。
今後とも、このブログをご贔屓にお願いいたします。

中国車
 
 

北京五輪後の中国の行く末。

北京五輪が開幕した。
その開幕式の時間、上海の街はひっそりとしていた。
TV視聴率90パーセントと言われる所以。
この状況を見て、株価が大幅下落した時期の上海と同じ。
全く別な観点だが、こんだけ庶民が街から消えると言うのも問題かもしれない。
ダイアモンドという雑誌のネット記事で、興味深い記事が有ったのでご紹介します。

都市から、庶民が消える事は、この先有るのだろうか?


「北京五輪後の中国経済“光と影”」

北京五輪の開催を直前に控え、現在、中国は世界で最も注目を集める国となっている。しかし、高い経済成長率や五輪開催という輝かしい“光”の部分とは裏腹に、中国は、環境汚染や経済格差など、様々な“影”を抱えている。最近では、国民の抗議行動や暴動などの件数が増加しているという。

 米国の次に来ると目される“覇権国候補ナンバーワン”の中国には、間違いなく“光と影”がある。中国経済は高成長を続けているものの、世界的に景気にブレーキがかかるなか、中国の輸出にもやや影が出始めている。
今年上半期の経済成長率は10.1%に低下した。

 それを反映して株価の低迷が続いており、株式市場に一時期の勢いはない。損失を抱えた個人投資家も多いようだ。また、原油や一部穀物価格の上昇もあり、足元のインフレ率は7%台後半に上昇している。

 政府は、金融政策を動員して物価上昇の抑制に取りかかっているが、今のところ目立った効果は出ていない。インフレが高進すると、国民の不満が増幅されることも考えられる。当分、中国の“光と影”から目を離せない。

輸出依存の“世界の工場”
高い固定資産投資の割合もネックに
 中国はケタ違いの国だ。13億人の人口を擁し、年率10%を超える経済成長を続けている。1980年代、日本が維持していた“世界の工場”の地位は、すでに中国に奪われてしまった。それだけ大きな国が、それだけの高い成長を達成しているのだから、必要とするエネルギー資源や穀物は半端ではない。天然ゴムの世界生産量の半分程度が中国で使われているという。

 また、人口が多いぶん、食料品の消費もスケールが違う。中国の消費拡大は、世界的に小麦や大豆などの価格を高騰させる一因にもなった。
 
 その中国の経済構造について、2つのポイントを頭に入れておくとわかり易い。1つは輸出依存度が高いことだ。やや意外かもしれないが、GDPの3割以上を輸出に依存している。貿易立国といわれるわが国の輸出依存度が10%台後半であることを考えると、いかに中国経済が輸出に頼っているか明らかだ。そのため、中国経済は予想以上に「外部要因=世界経済の動き」に影響を受けやすいのである。

 もう1つは、固定資産投資の割合が高いことだ。中国のように社会資本蓄積が相対的に低い新興国では、社会インフラなどを作らなければならない。その意味では、この傾向は当然といえる。ただ、固定資産投資には、橋や道路、港湾施設などの建設に加えて、企業などの投機的な不動産投資なども含まれる。「不動産に投資して一儲けしてやれ」という経済活動が盛んなのだ。固定資産投資の比重が高いことは、中国人の一種の“ギャンブル好き”の国民性を表しているといえる。

こうして見ると、世間で報じられている以上に、中国経済には意外なほど脆弱な面があることがわかる。世界経済にブレーキがかかり、輸出が減少し、人々が投機を手控え始めると、現在の高成長を維持することが難しくなる。そうした脆弱性を克服するためには、中国経済はどこかの時点でモデルチェンジを行わなければならない。

 具体的には、輸出主導から国内需要主導型へと経済体質を変えることが必要になる。ただ、それは口で言うほど容易なことではない。今後、中国政府は、モデルチェンジを試行するはずだが、それが上手く行く保証はない。仮に、それができないと、中国経済はいつまでも外部要因に左右されやすい脆弱な構造が続くことになる。それでは、世界の“覇権国”にのし上がることは困難になるかもしれない。

格差、環境汚染、未熟な金融市場
国内問題の“影”も山積
 経済構造の脆弱性に加えて、国内には頭の痛い難問が山積している。最も重要な問題は“経済格差”だろう。中国の国土は気が遠くなるほど広い。その広い国土に13億人の人が住んでいる。中国を、わが国のような「均質国家」と考えるのは間違いだ。色々な国が、中国という小世界に同居していると考えればよい。

 様々なカルチャーや習慣、生き方をしている人がいる。国土が広く、様々な人々がいるため、どうしても国民の生活にはバラツキが生じる。それは、色々な格好で格差に結びつく。

 特に“経済格差”は顕著だ。高い経済成長の恩恵に浴しているのは、沿岸部に住むせいぜい数億人と言われている。それ以外の人々は、経済成長にあまり縁のない人々である。13億人の内、約6割に当たる8億人が経済的に遅れた地域に住んでいるという。高い経済成長が始まって、先頭集団は速度を上げて富を手に入れているのだが、置いて行かれた後方集団は、どんどん取り残されるという状況だ。

 問題は、こうした状況に不満を蓄積する人々が増えていることだ。その不満は、いつか爆発すると考えられる。不満が本格的に爆発するようなことになれば、国家の首脳陣は現在の政権を維持することが難しくなるだろう。元々、中国の歴史を振り返ると、貧困層の不満が爆発して暴動や革命が起き、それによって次々に新しい政権が誕生するサイクルを繰り返してきた。その歴史が、今後、再び繰り返される可能性もある。

 そのほかにも、環境汚染や金融市場整備の遅滞など“影”の部分は枚挙に暇がない。政府がすぐに手をつけなければならない難問は沢山ある。それぞれに優先順位をつけて解決を図ることになるのだろうが、技術蓄積が遅れている中国が、自力ですべての問題を解きほぐすことは容易なことではない。いずれも、他国の企業などに助けを求めることになるだろう。

その場合、今までのように、上手く多国籍企業などの力を利用しながら、自国企業を育成することができるか否かが大きなポイントになる。

 短期的に見ると、中国経済は、今後やや苦しい状況を迎えることになるだろう。米国のサブプライム問題の顕在化以降、世界経済の減速は鮮明化している。中国の輸出にも陰りが出始めており、景気が一時的に減速することは避けられない。

 また、インフレ率が上昇しているため、現在、政府は引き締め気味の金融政策を採っているが、当面その政策を変更することは難しい。インフレ率が上昇し、特に食料品価格が顕著に高騰していることもあり、国民からは不満の声が出ている。その声を無視した政策運営はできないからだ。

経済体質の転換が必要不可欠
北京五輪はまさに「分岐点」
 その一方で、北京五輪終了後には建設需要が一服する可能性があり、金融を引き締め過ぎると景気を冷やし込んでしまう懸念もある。そのため政府は、減税などの財政政策を動員して、景気の冷え込みを防ぐ方策を実施すると見られる。つまり、金融政策と財政政策とをツイストさせて、景気の腰を折らずに、インフレを退治する経済活動を円滑にすることを目指すことになる。果たして、これが上手く行くか、「やや不安がある」との見方を唱える経済専門家もいる。

 ただし、少し長い目で見ると、これだけ大規模な市場経済が動き始めたエネルギーは無視できない。日本の高度経済成長期にも、多少の問題はものともせず経済成長が続いたことを考えると、中国にそれができない道理はないだろう。勢いのついた中国経済が、本格的にスローダウンする可能性は高くはないと見る。

 むしろ、輸出の減速をきっかけに、国内需要を背景にした経済体質への転換が徐々に進めば、中長期的には高い経済誌得長を継続できるはずだ。特に、今後実施が予想される個人の所得税の課税最低限の引き上げなどによって、個人消費が盛り上がることも考えられる。

 中国経済の体質改善が進めば、中国だけに限らず世界経済も大きなプラス効果を与えることにもなる。逆に、それが難しくなると、中国の成長戦略の限界が露呈することにもなりかねない。その意味では、北京五輪を分岐点として、「中国政府の踏ん張りどころ」が本格的に訪れるのだ。
                                        真壁昭夫(信州大学教授)

中国自動車

 
 

上海チューニングシーン エアロ編

現在の上海のチューニングシーンはどうであろうか??
現在は、粗悪な改造パーツは懸念されている。
広州などで、安価で製造されたコピー商材。
材料が悪いので品質の安定など、へちゃくれも無い。

FRPエアロ、3年前はフルセット3500元ほど価格が付いていたが、現在、500元。

先日、そのFRPエアロを見たが。。。それはもう粗悪全開サイクロン。
グラスファイバー#400、1枚。
溶剤は何だろうか??多分、廃油油とタンカルの混ぜ物??
このお粗末なエアロ、ショップの社長と一緒に見て。。。

社長曰く。
「この様な商材しか、まだ中国国産は無いんだ!これを選ぶしか選択肢が現在無いんだよね。」
「直ぐに割れるのでお客のクレーム処理も大変。値段は高くても良いから、取り付けやすく割れにくく塗装しやすい商材が欲しいよ」

との事。日本でも、板金屋泣かせの、粗悪エアロが出回っているが、それ以上に酷い商材だった。
私が取り扱っている、ポリウレタンとFRPを納品した。
ショップの社長が感動していて、
「こんな良い品質見たことが無い。
塗装が楽だし、取り付けも楽!値段も台湾製に比べてそんなに高く無い。
こんな商材なら、もっともっとお客に勧められるよ!」
とお褒めの言葉を頂いた。

ポリウレタンに関しては、世界一の品質として認識はしているのだが、FRPも褒められるとは驚いてしまった。日本でもある程度のレベルでは認められているのだが、レベルの高いブランドエアロでは採用されない。
ここで、私は閃いた。。中国市場では、良い品質商材があれば、FRPエアロはまだ販売出来る。
日本品質を上手く中国生産させ中国人価格で販売、広報に力を入れれば、コピー品質商材には必ず勝てると言う事が理解出来た。
現在の中国の数多く点在するチューニングショップの社長。
5年前から始まった文化。この5年間の道のりは、より良い商品を手に取り見て理解し、お客さんに勧めて利益を得たいと言う社長が中国に多いことを今感じている。

中国エアロ
 
 

上海チューニングシーン 前編

上海チューニング歴史は、約5年前から始まっている。
この頃は、VW BORAターボ & 三菱ランサー(ターボ無し)が流行していた。
現在、上海を見渡すと、この車種が非常に少なくなっている。
上海の乗り換えサイクルは他の都市と比べ速いのかもしれない。
上海では3年前、ホンダFIT、マツダ アテンザが流行していた。
改造率も上がり、街で爆音を聞くようになった。
しかし、この爆音が上海公安を怒らせてしまった。
なぜ、この様に爆音車が増えたのか。マフラーの消音器の精度の低さ。
消音させるグラスウールの粗悪&少なさから、極端に中国の改造車はうるさいと言う印象。
日本では、大多数の大手スポーツマフラーは、車検対応商品。
JASMAと言うオートパーツ協会があり、そこで認定作業をして車検対応として販売される。
JASMA
こうした協会が現在の中国には無い。無いと言うことは、
現在の中国のチューニングパーツは全て違法と言う事になる。
私が、この分野で思うことは、中国もチューニング好きがとても多くいる。
しかし、現在は、改造車と公安とのイタチごっこ。
純正部品よりも機能性能が良い商材は、もちろん車検の通る事は当たり前なのだが。
中国にもJASMAの様な協会を作ることが、この業界で必要なことなのであろう。

モータリゼーション、モータースポーツ、オートパーツ、アフターパーツ、チューニングパーツ、
この分野は世界では、自動車販売台数に対して平均3%の市場がある。
中国市場で率を上げる為には、自動車先進国の情報が必要なのだろうと考えている。

中国改造車
 
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